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古本屋日誌
今朝はやはり気温も低く早起きしたくない感じでした。雄猫のかいは昨日近所のくろうと喧嘩して気力体力を使い果たしたのか晩方前足の爪をおとなしく切らしてくれました。いつもなら爪切りを取り出しただけで逃げてしまうのにもう好きにしてーてな感じでしょう。
郷土雑誌「大阪春秋」は最新号でキリシタンの特集をしていていま神戸市立博物館が持っている例の教科書にも載っているザビエルの肖像が元々茨木の田舎の旧家にあったことが詳細な地図や経緯とともに述べてありました。よく小学校や中学校の教科書に載っているやつで、頭がカッパみたいだとか、ハゲとるとかで騒いだ覚えがあります。その絵ですが、南蛮美術コレクターの池長孟という人が垂水にあった別荘を売り払いその金で手に入れたとある。さらに戦争のどさくさを経て美術館が入手するんだか、その経緯とか値段はどうだったんだろうかな。なんぼぐらいしたのかも書いとかないとあかん思うし、この池長さんの素性も知りたいところだがその説明もないのは片手落ちだ。せっかくの郷土雑誌なのに、よくわかってないと思う。大学のとかならこういう文章でも通用するんだろうけど、それはそういうサークルだけのことだということをわかってない。
今日は嫁と伏見に行ってあれこれお酒をいただきました。黄桜酒造は例の黄色い花が咲く桜がファクトリーのせんざいに植えてありましたが、吉野でも黄色い桜は見ました。京大と早大が共同で開発したビールや黄桜の「京都ビール」などを売ってました。この共同開発のビールはかなり美味いもので以前京大の時計台の前にあるレストランで飲んだことがあり豊潤なコクに驚くとともにそこは朝早くから開いていて学生は誘惑に打ち勝つのは並大抵のことではなかろうと思いました。
しかしそれにしても例の寺田屋はやりすぎではないのか。明治以降に再建された町家であるのに、あたかもそこで龍馬が襲われ、お龍が入っていた風呂桶があるかのような展示を行うのはどうなんだろうかね。まあ金沢にも忍者寺というのがあってからくり屋敷風で面白いのだがこれも明治以降の建物ですが、一応それはわかるようにしてある。河合神社の鴨長明の方丈の模型にも驚いたが考えて見たら京都の人は歴史を捏造して商売するのはお得意にも思える。そういう点では斜陽館で太宰をとにかく持ち上げて商売にしている青森なんかにもよく似ていて田舎風だな、大阪はそういう商売はしないな。