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古本屋日誌

2018-01-23 11:02:00

今朝はかなり寒く久しぶりに冬らしい気温でした。東京は20センチくらい雪が積もったということで大阪は雨でしたね。

先日お客さんから「春団治三代」をはじめとする大量のCDをお譲り頂きました。このシリーズは初代はある限りの音源を収めたもので全集で、三代目ももともと演目が少ないわけでまあ全集といってよいラインナップなのだが、なぜか二代目だけ少ない。初代はいうまでもなく面白くて中毒になってしまうほどで、人気があるのは当然ですが、二代目春団治も非常にうまい落語家だと再認識しました。

二代目は戦後間もなくのライブ録音も残っていて、細かい声の使い分けや間の取り方、おかしな高い笑い声など素晴らしいのですが、初代は人気があるのに二代目はさほどでもないのは不思議です。初代のはSPレコードに無理に入れないといけないので本来は40分くらいはあるネタを7分とか14分くらい圧縮して演じているわけでそれでも非常に魅力的なのでまあ大したものだったんだろうが、それでも二代目はもっと評価されてもいいのではと思う。天神橋筋5丁目に以前「春団治」という居酒屋があったが、いつのまにか閉店してしまいました。

六代目笑福亭松鶴が著書の中で桂米朝を批判して「たくさんのネタをやっているが、見て見るとまだまだねられてない。演じ分けが不十分だ」といい、対して春団治には「数は少ないものの人物描写は的確だ」と持ち上げていた。好き嫌いがあるのは当たり前だし、米朝にしても春団治にしても言われている面があるのは間違いないだろう。これが落語協会の派閥や対立となるのも大勢の人が集まっている以上ごく自然だろう。なぜか米朝は一度も上方落語協会の会長にはなってない。また米朝一門の何人かは協会から抜けた時期もあった。米朝がよく売れているので嫉妬ややっかみがあるのは人気商売なんだから当たり前だし、芸人なんだから世間の常識なんか本来は関係ないんだからどんどん喧嘩でもなんでもやってもらったらよかったと思う。

私も何回か天満の繁昌亭に出向いたことがあるが、いつも不思議なのが全然面白くもないところで大笑いするバカがいることで、気持ちが悪い。枝雀とか雀々、山田花子、ジミー大西みたいに出てきただけで、顔を見ただけでわらけてくる卑怯な、素晴らしい芸人もいるんだが、ふつーの噺家で始終わらけるて変ですやん。