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古本屋日誌
2018-01-11 02:14:00
先日お客さんから山本夏彦のいろんな本をお譲り頂きました。「室内」の編集をしながら示唆に富むエッセイを生み出した人ですが、このところ読まれなくなってきているのは不思議です。うちの父親はよく「お前なあ世の中は金なんやからな、あんばいせなあかんぞ」とよくゆうてました。これは私がなんか勉強ばかりしていて、そのせいで成績も中途半端によかったので、思い上がらないようにとの配慮のようでした。父親の考えではおまえ程度では勉強で身を立てるなどあり得ないし、そもそも学問などいかがわしいとの考えもあったのでしょう。これはまことにその通りでさすがは父親だけのことはあります。祖母などは「お前は親の仕事(大工なんですが)を継いだらええねん、なにいちびって大学とかいくのや?」ゆうてました。これは全く人を見てない、第1私ほど不器用な人はあまり見当たらないからです。
山本夏彦は芸人、役者などが稼ぐ金は我々が仕事をして稼ぐ金とは全く別のものだという価値観を正しくも以前はみな持っていたのにそれが失われているという。金の値打ちが違うんだということですね、それは全くその通りでたかが野球がうまい、おもろい話が出来るごときで、バカバカしい大金を稼ぐわけで、そういうのはいてもいいけど、「あんな馬鹿にはなるなよ」というのはその通りです。