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古本屋日誌

2018-01-07 11:08:00

今朝は風もなく穏やかで例によって起きるとすぐにストーブとホットカーペットをつけて猫のために水を入れ替えました。

先日お客さんからお譲り頂きました中公文庫の「トーキョーレコード」が面白くて読んでいて1941年5月27日に記録として海軍の報道課長平出英夫が「たとえ最強の海軍であろうとも、特別な戦略的作戦をとって打ち負かす」とアナウンスした。著者はこの新戦略とは人間魚雷のことだろうと思ったと書く。以前からイタリアと日本が1人乗りの魚雷を開発していてその図面もすでにあるという噂が流れていて、著者はドイツの将校にことの真偽を尋ねたこともあるという。その返事はそういう自殺攻撃は日本人ならではだろう、白人は1パーセントも生きて帰る可能性のない攻撃はやらないだった。

そうなのか、特攻は戦争末期になってやけくそで企てられたものだと思っていたがそうではなく、随分前から計画されていたわけだ。しかしその割に実際は大した戦果も上げておらず、こういうことを考えた奴はバカだな。でもまあアメリカとやるとなるとそれくらいの覚悟がいるということであれば、彼我の国力の差を正しく認識していて警鐘を鳴らしたのだと取ることもできるが本当はどうなんだろうか。 

あまり古本としての価格はつかないのだが、根強い人気のある第二次世界大戦ブックスには「特攻」と題する一冊があって昭和20年の3月に日本近海に空襲のために接近していた空母フランクリンに続けざまに二機の特攻機が突入して大損害を受けた話が写真とともにのってました。一枚の写真はそのキャプションに特攻機が艦橋に突入して爆発しているとあるのだが、確かにレーダーのところで爆発している様子の写真なのだが爆発の規模は小さく本当に特攻機によるものなんだろうかと疑わしい。これは現在では特攻機ではなく250キロ爆弾が二発炸裂したことがわかっている。特攻ではなかったのだが、戦争が終わって25年も経つのに真相が不明だったとはこれもよくわからない。