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古本屋日誌
2018-01-03 10:22:00
昨日はイオンの四條畷に出向いて堺雅人、高畑充希の「鎌倉ものがたり」を見ました。正月2日でしたが大して混んではおらず!例の山崎貴の作品で「三丁目の夕日」をさらにおとぎ話風にした作品でした。死にたくない、懐かしい人に会いたい、未亡人となった嫁だがほかの人に取られたくない、親が仲良く暮らしてほしいなどが取り上げられていて、全て煩悩で、妄執で、わがままで、おせっかいなことばかりですが、オブラートに包んであたかも正しいことであるかのように緩やかに描くというスタイルです。
原作者の西岸良平はビッグコミックに長いこと「三丁目の夕日」を連載してましたが初めの頃の「夢野平四郎の青春」というのが、今とは違っていて、功なり遂げた著名作家が、大した作品でもないのに評価され、編集者や世間がチヤホヤするのが我慢ならない、自分のやりたいことが認められない憂鬱を描いていて秀逸でした。この作品は「三丁目の夕日」とは正反対のベクトルなんですがそれでは金が稼げないというのもあって今の路線にシフトしたんでしょう。水木しげるも「ゲゲゲの鬼太郎」は「女子供用のものですよ」といってました。その上で「ゲゲゲの鬼太郎」の絵は細かくて面白さもありますよね。
でも醜いものを美しく、ロマンチックに描いてほしいというのはすごくあります。恋愛だってだいたいはわがまま放題で、相手にはロマンチックな幻想を持ちがちなものですが、まあそこがいいわけで河井克夫が「日本の実話」で盛んに描いていて女は素晴らしいものだという幻想を満足させてくれます。