Welcome
古本屋日誌
今日はぬくいのだが風がつようてセーターではしのぎにくい日です。先日お客さんから子母澤寛の「新選組始末記」などをお譲り頂きました。ドキュメントタッチでよく出来ていて初めの清河八郎が斬られた話で橋の上で挟み撃ちにして前からの何人かは八郎に深々とお辞儀をして油断させて後ろから首筋を切りつけ、八郎は手をつかにかけるが及ばす「残念」と呟いて倒れる、首は少しだけ繋がって流血しているとか誠に血なまぐさい。八郎は幕府の意向を無視して攘夷を実行しようとしていたわけで、幕閣は八郎率いる新選組の評判を貶めようと愚連隊を組織して京都の街中で騒動を起こし八郎憎しの世論を喚起しようとする。なかなか幕府も民主主義的だったんですな。八郎が喧嘩を仕掛けてきた町人を無礼うちで殺害したはいいものの、これまたお尋ね者になるところもなんか民主主義的ですな。
お譲り頂いた本の中には結城禮一郎の「旧幕新撰組の結城無二三」もあって鳥羽伏見に敗れた新撰組の無念が切々とつづられて素晴らしい作品です。明治維新を疑うという本がこのところいろいろ出てますが、なんか二番煎じにしか思えません。
尊皇攘夷とか習いましたけど攘夷はいいとして尊皇なんか何のこと?ゆうのが江戸時代の普通の感覚でしょう。天皇なんかそもそも知らない人の方が多いわけです。ということは尊皇ゆうのは下克上のための方便なんだろうと思います。やっぱり上に楯突くにはなんか拠り所欲しいですよね、天皇だったらその権威の前では大君も大したことないというわけですな。
もう大分前の80年代のの私の学生時代に大学の寮に住んでいたので住居費は安く、バイトも2時間で5000円くらいもらえるものがかなりあり、非常に楽な生活を送ってましたが、なぜかバイトで金を稼いでるのに全然使わずパンの耳をパン屋からもろて生活してるのがいました。経済学部の教室にパンの耳の入った袋を持ち込みみんなの前でかじってましたが、教授が袋を見つけて「これ誰のや?」「俺のです」というやり取りの後、教授がポーンとそいつに袋を投げたら「大事な食べ物を何するんや‼️」とゆうて本気でキレたので白けました。もちろん全くバイトなどせずにのんびりしてる学生もいてそういうのは食事も変わっていて近所の川に出向いて餌なしでかかるブラックバスを釣り上げて刺身にしたり、炊いたりして食うてました。私はどちらもバカだと思ってました。