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古本屋日誌
2017-10-22 01:02:00
今日は台風が接近するということで静養です。先日三ノ宮のお客さんのところに伺い谷岡ヤスジのマンガなどをお譲り頂きました。KCの「ガキ道講座」は保存状態がよければなかなかいい値段になると思いますが、私はこの中のガリ勉ガリラーという妖怪というか幻想的なバケモノがたいそう気に入っています。ガリ勉ママの依頼を受けてガリラーが家に侵入しガキ夫を自らの腹にぶち込み更に国語や算数や理科や何やらのテキストも入れてコンクリートミキサーよろしくグルグル回転させてガキ夫をいたぶるのですが…
谷岡は56で死んでしまい一種の過労死みたいなもんだと思いました。えらいたくさん仕事を引き受けまあそれはプロとしてまあいいとおもいますけど、例の「のんびり物語」の帯で自らの健康を誇示して腹筋をものすごい回数してるとか、泳いでるとか、ジープも乗ってるとかとにかくやりすぎなわけです。
今評判の「〆切本2」に林芙美子の原稿を取りに行った編集者の話が載っていて、彼女は遅筆で有名で居留守も使うから玄関からは入らずいきなり庭から回ってお手伝いに「先生はおられますか?」と尋ねたら「先生は亡くなられました」と涙ながらにいうのだが、そんな手にはならないと上がり込んだら先生は寝ていて顔の上に白いきれがのせてあって、本当に息絶えていたのだった。これも過労死なんですね。それにしてもそんな手には乗らないと上がり込んだり、白いきれががあっても「先生役者ですなー」てな感じだったりと編集者も変人ですね。