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古本屋日誌
2017-10-15 00:09:00
昨日は高槻市のお客さんのもとに伺い、角川文庫の信長公記などをお譲りいただきました。信長公記は原文はそれなりに面白いのですが、やはり読みにくいので、新人物往来社やちくまから出ている文庫本の現代語訳で補って読みます。例の浅井の裏切りで岐阜まで帰る途中で信長は山中で狙撃されます。かなりの至近距離から発砲したが、1発目はまあよくあることなんでしょうが外れ、しかし続けて今度はしっかり調節して発砲するわけです。
しかしあろうことかまた外す。天が味方したか、やんぬるかな、虎口をのがれ、その後どういう手段つこたのか、犯人を割り出して逮捕して処刑したり、信長が遠出をしたので、今日はかえらんやろと油断して城下に遊びに行った女官たちをこれまた処刑したりと、恨みが蓄積しそうな記述が多いです。
この狙撃の話はのちにさいとうたかおが狙撃手の子孫を登場させて、ゴルゴ13になぜ外れたのか検証しながらの狙撃を依頼するというバカバカしい話につながっていきます。
しかしピンカーの「暴力の世界史」によれば人口比などから考えて有史以来最大の死者を出したのは安禄山の変だというのもあるし、そこまで行かなくても司馬遷の「史記」の項羽のエピソード(降伏した秦の将兵20万人に自ら穴を掘らして生き埋めにして皆殺しにした)とかをみたらたいしたことでもないんでしょうな。