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古本屋日誌

2017-10-04 13:04:00

今日は清々しい秋晴れで仕事をしたくなくなるような感じです、そうもいかないのが浮世の義理で、しかたありません。先日北区のお客さんから歴史関係の本をお譲り頂き、その中に「秀頼の首」がありました。大阪城の旧三の丸の地点(今の追手門学院の敷地)から大柄な男性の首と馬の骨が出て遺体が天守閣の方を向いているところや埋葬の年代から夏の陣で死んだ秀頼のものではないかと言われているそうです。ということは秀頼は山里曲輪の蔵に逃げ込んであまつさえ千姫をネタに助命まで願い出て当然拒絶されて自刃したという話は間違いだということになります。

司馬遼太郎の「城塞」に秀頼は5月の7日に城が落ちたのにおめおめと山里曲輪に流れて母親と蔵にこもっていたわけで武将として極めて不可解なことだと書かれていて、まあそうやなあ、潔くない残念だとかねがね思っていましたから、やっぱりそうやなあ、それでこそ豊臣の貴公子だと安心しました。それにしてもこの本なんですが詳細な出土地点が明記されていないのは何故なのかふしぎです。