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古本屋日誌
2014年にソニーデジタルエンタテインメントから、谷岡ヤスジの全集が全24巻で刊行された。
電子書籍と紙の両方だったので、あれはとりあえず10巻くらいをデジタルで購入した。
紙のほうも欲しかったが、それなりの値段だったし、デジタル化されたわけだから、いつでも買えると思っていたから買わなかった。
ところが10年ほどで、販売に終了となって、今はデジタル版も紙も入手できない。
それにしても、ソニーデジタルの造本はいい加減で呆れたな。
普通、全集と銘打った本はハードカバーのしっかりした造本が多いし、解説や年譜、書誌、オマージュなどを付け、月報や帯などにも工夫を凝らすものだ。
ところが谷岡のものはソフトカバーで、解説もなければ、年譜も書誌も何にもない。
もう少し真面目にやってもらいたかったところだ。
今日は最低気温が23℃となっていて、少し風邪気味で喉が痛い。
8時半ごろ起きて、注文のあった本を探して梱包。
食パンとコーヒーで朝ご飯、10時くらいに萱島から寝屋川に京阪で出て、てくてく歩いて寝屋川郵便局。
レターパックで送る本なんだが、厚みがかなりあってポストに入らない分をゆうゆう窓口に差し出す。お客さんは俺の前に1人だけで空いている。
晴天でかなり暑い。
アーケードの商店街を左に入ったところには、少し前まで金箔書房という二月があったが、今は店舗は閉めて通販となっている。
ご主人は70代だが、「店開けてると、ここにおらなあかんやろ。」とのことで、老後の自由に使える時間をつくりたいから、店は閉めるとのことだった。これは納得できる話だ。
カネはいくらでも稼げるけど、時間は減るばかりで増やすことは出来ない。
帰りの寝屋川市駅は、まずホームに快速急行が入ってきたが、先頭から数車両は満員で、ラッシュ時並(後の車輌はかなり空いている)。
次に来た普通電車は四両編成だ。
快速急行の1両目で待っていると、はるか向こうに止まっていて、急いで乗り込まないとならない。
今日は8時くらいに起きて、食パンとコーヒーで朝ご飯。
昨日の晩に準備してあったクリックポストを自転車でポスト投函。
厚みが4センチある本があったが、ひょっと投函口を通るかもしれないと思って、試みたが、これはダメで、やはり3.5センチあたりが限界だとわかった。
来月1日から、クリックポストは、値上げとなり、その代わりポストに入る厚みならよい(縦、横、厚みの合計が60センチ以内)となったので、調べておく必要があった。
クロネコヤマトが提供しているネコポスというのは、来月以降も185円で、クリックポストの新料金240円より3割くらい安い。
しかし、うちは半分くらいは、ゆうメールなので、ネコポスを使うとなると、毎日巣本にあるクロネコの集配所と、その反対側にある萱島郵便局に出かける必要が出てくるから時間の無駄だ。と、このように今日も仕事に精を出している。
帰宅して録画してあった、大竹先発のカープ戦を見てから、萱島、北浜、堺筋線で南森町。天牛書店 天神橋店を覗いてみた。
入り口入ってすぐ真ん中のテーブルではお笑い特集が組まれていて、桂枝雀の『ゆけゆけ枝雀、元気よく』(帯、美品、1600円)や笑福亭松枝の『ためいき坂くちぶえ坂』(帯、500円)などが並んでいる。
松枝のは、師匠の松鶴宅に通じる坂道をゆく時の弟子の気持ちを表した表題なんだが、とてもよくできた本。
さて、今日までメルカリの出品は休止設定してにしていたが、昼過ぎに、復活させた。
早速何点か注文が入ったのはいいが、どう考えても在庫がない本が含まれている。
メルカリでは、売れた本は当然ながら、休止設定を取りやめて、販売を開始しても、停止のままのはず、なぜなんだろう❓
いろいろ考えると、例えば、全6巻の本をバラで出品していて、その、手に入れてなかった巻が入手できたことがあって、その場合、バラの出品は、手動で一時休止扱いとして、セット販売に切り替えていた。
また、以前注文があった本だが、どうしても見当たらずキャンセルしてもらったものも、つまりは売れていないわけで、これも休止扱いになっている。
その2つのパターンで、販売復活処理をすると、いずれも在庫ありになってしまうということがわかった。やむなく全在庫にチェックを入れて、問題のありそうなものは販売休止ではなく、削除処理をする羽目になり、えらく時間を取られた。
今日は昨日同様、入っていた注文のいくつかをクリックポストで仕上げて、タイガース柄の黄色い袋に入れて、ポスト集配が行われる11時前に、自転車で萱島駅郵便局前のポストまで出向いて投函。
仕事熱心だ。
休みの日までついつい仕事をしてしまうのは自営業あるあるだろう。
このところ大西巨人の『神聖喜劇』の人気が高まっている。
全5巻で、単行本のほか、文春文庫、ちくま文庫、光文社文庫とレーベルを変えて何度も出版されているから、人気の程はうかがえる。
しかし、これまでは大した古書価ではなく、揃いで1500円ぐらいだったが、最近10000円を超す値段で取引されている。
特に光文社文庫は白いカバーがきれいで人気があるようだ。この小説は帝国陸軍に招集された頭脳明晰な兵卒が、あれこれ工夫して理不尽な軍隊生活を乗り切っていくディテールがなかなか面白い。
例の呼集時の番号の、軍隊特有の掛け方の話は有名だ。
今日からシルバーウィークの5連休。うちは、Amazonは連休中の出荷をしない設定にしてあるし、メルカリも全て出品停止としたので気楽だ。
とは言っても、既に入っている注文は今朝クリックポストなどの扱いでポスト投函したのは、仕事中毒の症状だろう。
家で録画しておいた、2日前のカープ戦とBSの『刑事コロンボ』を観てから、北浜、堺筋線で堺筋本町。船場センタービル3号館1階北側にある槇尾古書店を覗いてみた。
いつものようにたくさんのお客さんで賑わっている。時折、「〇〇という本は置いてないですか❓」とか「この平台の本を検索したいんですけど」と店員さんに尋ねている人がいるが、もちろんそんなことは出来ない。
特定の本を手に入れたいなら、Amazonとか日本の古本屋にサイトで検索したらいいだけの話で、古本屋はぶらっと来て、時間をかけて、面白そうな本を自分で見つけるところだと思う。
今日は文庫、新書の120円均一の初日。講談社文庫の『モンテ=クリスト伯』全5巻があった。
復讐譚としてなかなか魅力的で、以前は岩波文庫から出ているやつが5000円くらいでよく売れていたが、このところまったく動かない感じ。長すぎるし、飽きられたのかな。
他に単行本の300円均一。
ここには、いいだももが翻訳した『天皇の陰謀」下巻があったが、この本も以前は2000円くらいで売れていた覚えがあるが最近は動かないようだ。
裕仁が戦争遂行に大いに関わったことを縷々述べる内容が、時代に合わないのだろうか。
しかし、大東亜戦争がらみは、今でも新書などで新刊がよく出ているけど、要するに欧米の真似をして植民地獲得にわが国も乗り出して失敗しただけの話で、取り立てて珍しいことではないと思う。それなのに毎年毎年同じような本が出るのは不思議だ。
均一でない普通の文庫の棚の1番上の目立つところには珍しい物がずらりと並んでいる。
中公文庫の「都市廻廊』、講談社学術文庫の『吉田茂、マッカーサー往復書簡集』『トロイア戦争史』、岩波文庫の「沈鐘』、講談社文芸文庫の『木山捷平全詩集』『文学を探せ』などなど。
こういう珍しい本を手に取って見られるのは目の保養で、素晴らしい。