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2024 / 12 / 30  12:18

意識の切替え、心にも練習が必要

意識の切替え、心にも練習が必要

大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。

 

今年も残すところあと2日。今年はどんな年でしたか?

良いことがいっぱい起きた! 可もなく不可もなく、平穏に過ごせた!というあなたはラッキーですね。

悪いことが重なった!良いことなんて無かった!というあなた。これ以上悪いことなんてないから次からは良いことばかり訪れますね!ラッキーです!

 

もしも、自分にとって嫌な思いや、不都合、理不尽過ぎる…というような出来事にでくわした時。その悪いことをずううっと考え嫌な側面にフォーカスし、その結果さらに不安や不満、怒り、悲しみの感情を自分のなかで膨らませて過ごすのと。

 

その中にすら、もし何か学びを見いだせたら。それはただの悪い出来事で終わらすに済みますね。

こういう考えもあるのか、そういう思いに至る人もいるのかという価値観の再認識、不都合・不備・不便を体験したからこその日常や普段のありがたさの再認識など。

 

そんな風に、起きてしまった事実と、そこから湧きおこる自分の感情を切り離せるとだいぶ気持ちを楽にすることができます。

嫌なできごとから想起された自分の負の感情。そこにばかり囚われていると苦しくなりますね。そんな風にあなたの大切な時間を過ごすのと、起きてしまった事実は事実でそれ以外の自分の感情・考えをどういう方向にもっていくか、どうしたいかを熟慮し、思考を切り替えてその方向性へ進もうとして過ごすのとでは、どちらの方が充実して過ごせるかは明白です。

 

ただ。そのような場面でスッキリと気持ちの切替え、思考の方向性をコントロールすることは容易ではありません。

 

アスリートが試合という極度の緊張・プレッシャーのかかる場で最高のパフォーマンスを発揮できるのは、普段からの絶え間ない練習を重ねた結果です。「気持ち・意識の切替え」という、私たち人間のごくごく日常的な行動の一部のように見えますが、実はこれは非常に難しく、常日頃から練習を積んでおく必要がある高度な作業なのです。

 

瞑想をして頭を空っぽにしよう! 瞑想で気持ちをスッキリさせよう!という思いで、じっと座って目を閉じても、そのような平穏はそう簡単にはやってきてくれません。あなたもきっと経験済みでしょう。方法や効果、心理的変化が体感しにくく、上手くいっている他の人の様子も外からは分かりにくい点もあり、多くの人は一人では継続して練習することが難しく諦めてしまうことがほとんどです。

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私たち現代人は特に、時代の変化が急速に進んでいる最中に身を置いているので、目に見えた変化や効果を早く欲しがります。方法や効果が分かりやすいものを好む私たちは、座って瞑想するよりもアーサナ(ポーズ)による体の変化・効果の方が体感しやすい側面があります。インストラクター、動画、本などを見てポーズを真似るということ自体はすぐにでも実践しやすいです。

 

だからアーサナという全身を総動員して、カラダに意識を向けるという行為は、レッスン・ポーズを始めたらすぐにでも集中しやすいです。この意識を一つのこと(この場合はカラダ)へ容易に向けられる・留めておけるという行為自体、とても大切なことです。ポーズをすると簡単に嫌なことから意識が離せます。

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まず体へ意識を全集中する練習をし。その集中力をもって次は意識・心の集中という練習をします。大人になってから始めるヨガのアーサナ(ポーズ)。誰だって最初は難しいと感じるものがたくさんありますよね。けれど、それも定期的に継続して練習を続けていくと、だんだんと体が覚え、腑に落ちて、精度が高まっていきます。できるようになってきた!体が変わってきた!という実感が湧きます。

 

意識の集中(瞑想)も練習が必要なんです。座って目を閉じさえすれば誰にでも平穏がすぐに訪れるのではありません。日によって体の状態が異なるのと同じように、心の状態も日によってというか、ものの数秒でコロコロ移り変わっています。性格によっても違い、思考があちこち行き交うタイプと比較的集中しやすいタイプの人もいます。練習を積み重ねていくことでしか、成し得ないものを淡々と、粛々と続けるしかないのです。

 

嫌なこと、悪い出来事が起きた時。すぐにポジティブシンキングを発揮できるタイプの人、あるいは深く考えないタイプ・多くを考えないタイプの人なら悩みは少ないと思います。しかし多くの人は気持ちの切り替えをスッと行えるようにするには。日頃からの練習が必要なのです。

 

ヨガはその手助けになります。ヨガは何気ない日常の行動の一部分において、自分の納得いく方向性に導くために便利な作法・心持ちを示してくれるものでもあります。(フィジカル面、メンタル面双方において効果を発揮してくれます)

自分の心身の扱いを学び、練習をすることに楽しさを覚え、変化を楽しみ、小さな挑戦を続けたいと思える方。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2024 / 12 / 19  21:08

できないことをやるから楽しい

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大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。

 

今朝は東京都心で初雪が観測されたそうです。平年よりも15日ほど早いそう!それほどの寒さがついにやってきましたね。

 

当スタジオも、外の寒さが増すと床が冷えやすくなっています。寒さが気になる人は足元が冷えないようにレッスン前後に履ける厚手の靴下やレッグウォーマー、お休みのポーズ中にかけるブランケットなど、ご持参いただくのをお勧めしています。

 

最近お客様からいただいた声をご紹介!

身体が硬いく、スポーツジムで運動しようにも、息切れしてしまったり動こうにも思うように動けない経験をお持ち方。

「できないことをやっているのが楽しいと感じるようになった。年齢を重ね、仕事も経験を積んでくると難なくこなせてしまう。いい大人になってから、できないことに挑戦する機会など、ましてや自ら進んでできないことを行う機会など、ほとんどない。だからヨガで、できないことを克服していく、動けない体をどうにかする、できなかったことをどうにかしようというのが最近楽しくなってきた!」

と語ってくれたYさん。体が硬くて、当初いろんな動きができないことに戸惑いや煩わしさや、悔しさ様々な感情が湧いていたと思います。でも最近は、大変なこと、できないことに何とか挑戦していく感覚をとても楽しんでいて、一緒に行っているこちらも楽しいです。

 

「シルシャアーサナ(頭立ちのポーズ)ができるようになるまでがんばります!」と意気込みを語ってくれました!!

そのくらいの気持ちで、じっくり長い時間をかけて自分の身体を変えていくという努力の姿勢を表明してくれました。そんな風に「もっとこうなりたい!がんばりたい!」という意欲・意思・エネルギーをお持ちのYさんと一緒にヨガができて、幸いです。

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他にも、50代のころにヨガを始めて、60代になった今でも継続しているSさん。

Sさんも、「思うような動きができないからこそ、できないことをどうしたらできるようにしていけるか、挑戦し克服していくのがとても楽しい。自分に必要なことをしている、貴重な時間」と話してくれました。

 

本当に、その通りです。できないことに挑戦していくからこそ人生には意味がある。

できることしかやらなかったら、人間は成長しませんね。できないことにチャレンジをするから、できないことをどうにかしようと克服しようとするからこそ、そこにまだ見ぬ世界があり、未だ見ぬあなた自身のチカラを引き出すことができるかもしれませんね。

 

あなたの、心地よい限界を引き出すサポートをしております。自分の底力、自分の持てる可能性を引き出したい方、挑戦しようという心を養いたい方、お待ちしています♪

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2024 / 10 / 24  21:57

悩みを一気に吹き飛ばしてくれる方法とは? Keep Tryin'

悩みを一気に吹き飛ばしてくれる方法とは? Keep Tryin'

大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。

 

あなたは今、悩んでいることありますか? ずっと頭の中から離れてくれないこと、ふとした時にどうしても気にしてしまうことありますか?

身体の調子やコンプレックス、人間関係など。生きていれば何かと思い悩む時期もありますよね。

 

私は数年前、サーフィンをしている最中に波のパワーで脚を持っていかれて膝を痛めてしまったことがありました。休日の楽しみだったサーフィンが当面できないどころか、ヨガという仕事にもやや支障がある状態。膝を曲げて座る、膝を曲げ伸ばしする動きなどに制限がかかる状態でした。

身体的には、痛みと可動域の制限という不自由さ。精神的にはこのまま痛みが続いたらどうしよう、以前のように動きが戻らなかったらどうしようと言う不安。そして家族に対して、一緒にいて欲しい時にいてくれなかったという不満の思いが自分の悩みや心的ストレスを膨らませてしまいました。でもこれは私の勝手な思い・思考が生み出した悩みでした。

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そこから抜け出せたきっかけはずばり、『学び』『チャレンジ』でした。

 

この期間に、これまであまり挑戦してこなかったアーサナ(ポーズ)をメインとするワークショップへ参加。膝は治っておらず痛みもあり、可動域は制限があるまま。完成系まで挑戦できないアーサナと分かっていましたが、それでもできる範囲でやればいいという想いでで参加したWS。

普段チャレンジしていなかったアーサナへの挑戦は自分の心を解き放ちました。悩みを文字通り、すっかり消してくれたんです。

 

学ぶこと、挑戦すること、これがいかに心に良い影響与えるか実感しました。目の前のことに集中する、未知のことにトライしてみる、少しのチャレンジをしてみる。新たなことを学ぶ・既知のことを学び直す。たったこれだけで自分の悩みが吹き飛ぶのです。

 

チャレンジすることが悩みの解消に効果的な理由は、自己成長や自己肯定感を高め、心のバランスを取り戻すための強力な手段であるからです。数々の研究や経験値からも語られています。悩みを抱え込むと、感情が停滞し、解決策が見えなくなることがあります。しかし、新しいことに挑戦することで、その悩みを解消し、前向きな変化を生み出すことができます。

 

 

チャレンジすることが悩み解消に効果的な3つの理由と、ヨガがその過程でどのように効果的なのかを説明します。

 

チャレンジすることが悩み解消に効果的な3つの理由

1. 自己成長による自信の向上

新しいことに挑戦すると、自分の可能性を再発見したり、新たなスキルを身に付けることができます。これにより、自己肯定感が高まり、「自分にもできる」と自信を持てるようになります。悩みや不安は、自己評価の低さから生まれることが多いですが、チャレンジによって得られる達成感が自分を前向きに変え、悩みを解消する一歩になります。

 

誰しも、折り紙を折ってみて動物など何か形が出来上がった時、ジグソーパズルが完成した時の達成感を味わったことがあると思います。好きなアーティストの新曲を歌ってみて、はじめは歌えなかった曲も、何度も聞いて歌詞を覚えて最後まで歌えるようになった時に小さな達成感が得られます。

新しい趣味やスポーツを始めてみた際に、「これができた」という達成感が得られると、悩みの原因となっていた自己否定的な感情が軽減されます。新しいチャレンジが成功するたびに、過去の問題が小さく感じられることもあります。

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2. 新しい視点を得られる

同じ悩みを長期間抱えていると、視野が狭くなり、解決策が見えなくなることがあります。新しいことに挑戦することで、普段とは異なる視点や考え方を得ることができます。今まで気づかなかった解決策や新しい発想が生まれ、悩みを客観的に捉えることができるようになります。

 

3. 行動による停滞感の打破

悩みが続くと、心が停滞し、何も行動できなくなることがあります。しかし、チャレンジすることで、新しい行動を取り入れると、その停滞感を打破し、前向きなエネルギーが生まれます。動き始めることで心が軽くなり、悩みが解消される流れを作り出すことができます。

ダイエットに悩んでいる人が新しいフィットネスチャレンジを始めると、身体だけでなく心も軽くなり、悩みの重さが減少します。小さな行動でも、悩みの圧力から解放される手助けになります。

 

 

ヨガがチャレンジに効果的な理由

ヨガは、体を動かすだけでなく、心を整えるための素晴らしいツールです。自分一人ではやらないアーサナを行うという、ちょっとしたチャレンジすることで得られる成長や新しい視点をさらに強化し、悩みの解消をサポートします。ヨガは心身のバランスを取り戻し、悩みを解消するために効果的です。

 

1. 心のリラックスとストレス軽減

特に呼吸法や瞑想は、ストレスを軽減し、心をリラックスさせる効果があります。悩みがあるときは、心が緊張して焦りや不安を感じやすくなりますが、ヨガのリラックス効果により、心の安定を取り戻し、冷静に悩みに向き合う力が強まります。

ゆっくり呼吸をしたり瞑想により静かな時間を味わうことで心のバランスが整い、頭がクリアになります。悩みを抱えているときに冷静さを保つことは非常に重要です。ヨガは、心をリセットし、落ち着いた状態で物事を考えるためのサポートになります。

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2. 身体の健康を通じた心の健全化

ヨガのアーサナ(ポーズ)は、体を動かすことで血流を促進し、筋肉をほぐす効果があります。ヨガの後は「スッキリしました!」という感想をよく頂きます。体を動かすとエンドルフィン(幸せホルモン)が分泌され、気分が自然と向上します。これは、悩みを抱えているときの停滞感や心の重さを軽減し、前向きな行動を促します。

特に午前中にヨガを行うと、日中に抱えるストレスを軽減し、悩みが生じてもそれに対処するエネルギーとポジティブな心構えの準備が自然とできています。

 

3. 自分の内側への意識 内省を促進する

ヨガをしている時、体の動きだけでなく、どう感じているかも重視しています。ポーズに集中し、呼吸に意識を向けることで、自分自身と向き合う時間が増えます。この、「自分の内側へ意識を向ける」という内省的なプロセスは、悩みの原因や自分の感情を整理するのに役立ちます。

 

ふだんレッスンの最後に行うポーズ「シャヴァーサナ(死体のポーズ)」は、瞑想的な時間を提供し、自分の内面に静かに向き合うことができます。悩みを冷静に見つめ直し、問題の本質や解決策が見えてくることがあります。

 

 

チャレンジすることが悩みを解消する理由は、自己成長を促し、新しい視点を得て、停滞感を打破する効果があるからです。悩みを抱え込んで動けなくなるよりも、新しいことに挑戦し、前進することで解決への道が開けます。ヨガはその過程をさらに強化するツールとして非常に効果的です。

 

ヨガをすることで、心の安定と身体の健康を取り戻し、悩みに対処する力が高まります。日常生活にヨガと新しいチャレンジを組み合わせることで、脳の老化の予防・身体的な老化の予防にも役立ち、悩みを乗り越え、より豊かな人生を歩むための力を得ることができるでしょう。

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というわけで!?いくつになっても挑戦するマインドを。自己成長とウェルエイジングのイベントレッスン開催です☆

停滞したくないあなた、悩みを一気に吹き飛ばしたいあなた、いつまでも若くいたいあなた、自己肯定感を爆上げしたいあなた。お待ちしています☆

 

■11月3日:11:00~アンチエイジングヨガ 詳細はこちら 

■11月4日:11:00~アンチエイジングヨガ 詳細はこちら  

 

 

2024 / 10 / 19  00:00

この時期のもの悲しさ、気分の落ち込みを防ぐには。やっぱり〇〇

この時期のもの悲しさ、気分の落ち込みを防ぐには。やっぱり〇〇

大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。

 

10月に入ってすぐは残暑の名残のような、まだまだ暑い日々でした。日差しも夏同様にイヤというほど降り注いていた月初。

先週初め、急激に気温が下がり、どんより曇や雨が2日間ほど続いただけで、やっぱり暑かった日々や日光が恋しいと思ってしまった私。

猛暑はこりごり、でも日差しは恋しいと、私たちお得意のないものねだり。

 

月は10月でもうとっくに夏は終わっていたはずですが、なんとなくまだまだ夏の延長を味わっていたような感じだったのに、明るい太陽のない肌寒い外の様子に、急にめっきり秋を感じなんだか物悲しくもありました。

 

この秋になると物悲しい感じ…。体感したことがある方もいると思います。

 

実はこの秋の時期に感じる「もの悲しさ」は、多くの人が経験する独特な感情です。この感情は、秋の自然環境や季節の変化と深く関係しています。日が短くなり、涼しい風が吹き、木々の葉が色づいて散り始めると、私たちは自然と内向的な気持ちになり、過去を振り返ったり、少し寂しさを感じることがあります。

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秋のもの悲しさを感じる主な理由

1. 日照時間の減少

秋になると日が短くなり、光の量が少なくなります。これにより、体内のセロトニン(幸福ホルモン)の分泌が減り、気分が落ち込みやすくなることがあります。また、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌が増えることで、体が冬の準備に入り、エネルギーレベルが低下しやすくなります。この変化が、秋特有のもの悲しさを引き起こす一因となっています。

2. 自然の変化

秋は、自然界の移り変わりが最も顕著に現れる季節です。夏の明るいエネルギーが終わり、紅葉や落ち葉が目立ち始め、冬に向かう静けさが感じられます。この自然のサイクルが、私たちの心にも影響を与え、無意識に「終わり」や「変化」を感じることで、感傷的になることがあります。

3. 季節の節目による心の変化

秋は、物事の「終わり」や「過ぎ去り」を象徴する季節でもあります。例えば、夏の賑やかさや活動的な時間が終わり、秋はより静かで内省的な時間へと移行します。この移り変わりが、感傷的な気持ちを呼び起こし、過去の出来事や思い出に浸ることが増えます。特に、秋は新しいことを始める時期でもありながら、同時に過去を振り返りやすい季節です。

4. 孤独感の増加

秋、寒さが増してくると、家で過ごす時間が増える季節です。外での活動が減るため、家の中で過ごす時間が長くなり、人と会う機会が減ることから、孤独感を感じやすくなります。この孤独感が、もの悲しさを増幅させることがあります。静けさとともに、自己との対話や感情に向き合う時間が増えるため、内面にある感情が表面化しやすくなります。

5. ノスタルジアの感情

秋の景色や匂い、空気の冷たさなどは、過去の記憶を呼び起こしやすい要素とのこと。紅葉や秋の夕暮れ、少し肌寒い空気は、学生時代や家族との思い出、過去の恋愛などを思い起こさせることがあります。こうしたノスタルジアが、もの悲しさや感傷的な感情を強めるということが分かっています。

 

秋に起こりがちな季節性うつとは?

季節性うつ(SAD:Seasonal Affective Disorder)は、季節の変わり目に発生するうつ症状の一種で、特に秋から冬にかけて症状が現れやすいことが知られています。日照時間の減少や気温の低下が、体内のホルモンバランスに影響を与え、気分の落ち込みやエネルギー不足、集中力の低下などを引き起こします。

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秋に見られやすい主な症状:

  1. 気分の落ち込み - 秋の寒さと暗さにより、気分が沈みがちになります。
  2. エネルギーの低下 - 疲労感が強まり、日常の活動が困難に感じられます。
  3. 食欲の変化 - 特に炭水化物を多く摂取しがちで、過食や体重増加が見られることがあります。
  4. 集中力の欠如 - 学業や仕事に集中できず、注意力が散漫になることが多いです。
  5. 社交的な活動への興味喪失 - 友人や家族との交流を避けたくなり、孤立感が強まります。

 

これらの症状は、生活の質を低下させ、長期間続くと深刻なうつ状態に発展することがあります。そこで、自然な治療法として注目されているのがヨガです!

ヨガが季節性うつに効果的な5つの理由

ヨガは、体を動かすことで心と体のバランスを整える伝統的な修行法ですが、今では気軽に取り組める環境が整い、心や生活習慣を整えるためにも非常に効果的なツールです。特に、秋の季節性うつの症状を和らげるために有効とされています。ヨガが効果的な理由を5つ、みていきましょう。

 

1. 呼吸法で心を安定させる

ヨガの呼吸法にはたくさんの種類がありますが、呼吸法により心と体をリラックスさせることができます。深い呼吸は、副交感神経を活性化させ、心を落ち着かせます。季節性うつにより不安感やストレスが増しているとき、この呼吸法を実践することで、気分がリセットされ、心の平静を取り戻すことができます。

  • 効果的な呼吸法: 「ナディ・ショーダナ(片鼻呼吸)」は、精神の安定を促進し、リラクゼーションをもたらすため、秋の不安定な気分に特に効果的です。

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2. 体を温め、エネルギーを高める

秋から冬にかけて気温が低下すると、体も冷えがちになり、エネルギーの低下が加速します。ヨガのポーズ(アーサナ)には、体を内側から温め、血流を促進する効果があります。体が温まると、気分が高まり、活動意欲も湧いてきます。

  • 効果的なポーズ: 「太陽礼拝(スーリヤ・ナマスカーラ)」は、全身を活性化させ、体をしっかりと温める効果があります。朝に実践することで、エネルギーが増し、1日をポジティブにスタートできます。

 

3. 脳内ホルモンを整える

季節性うつでは、セロトニン(幸せホルモン)やメラトニン(睡眠ホルモン)のバランスが乱れがちです。ヨガの運動や瞑想は、これらのホルモンの分泌を正常化する効果があり、特にセロトニンの分泌を促進します。定期的にヨガを行うことで、気分が安定し、うつ症状が緩和されます。

  • 効果的なポーズ: 「ブリッジポーズ(セッツバンダ・アーサナ)」は、胸を開き、心を軽くする効果があり、ホルモンバランスを整えます。

 

4. 心身のバランスを取り戻す

ヨガの実践では、心と体の調和を重視します。季節性うつによる感情の起伏や心の乱れを感じたとき、ヨガを通じて自己と向き合うことで、バランスを回復することができます。自分の呼吸や体の動きに意識を集中させることで、マインドフルネスが促進され、今この瞬間に集中する力が養われます。

  • 効果的なポーズ: 「木のポーズ(ヴリクシャーサナ)」は、体のバランスを整えると同時に、心の安定を促します。日常のストレスを手放し、心の平穏を取り戻すのに最適です。

 

5. 気分をリフレッシュし、ポジティブな心を育む

ヨガはリラクゼーション効果だけでなく、内面的なポジティブなエネルギーを引き出します。特に、ポーズや瞑想を行うことで、日常生活でのネガティブな感情やストレスを手放し、リフレッシュすることができます。これは、季節性うつの時期に、気分転換として非常に有効です。

  • 効果的なポーズ: 「ラクダのポーズ(ウシュトラ・アーサナ)」は胸を開き、心を解放する効果があります。落ち込んだ気分を明るくし、ポジティブなエネルギーを取り戻すのに最適です

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おわりに

秋に感じるもの悲しさは、季節の変化や日照時間の減少、自然界の移ろいに対する私たちの感情反応が影響しています。この感情は決して否定的なものではなく、内面と向き合うための自然な過程とも言えます。季節のリズムに合わせて、心と体をケアし、秋の穏やかな時間をポジティブに過ごす方法を見つけることが大切です。

 

秋に起こりがちな季節性うつは、日照時間の減少や気温の変化によるホルモンバランスの乱れが原因で、気分の落ち込みやエネルギー不足を引き起こします。しかし、ヨガはその症状を和らげるための効果的な手段です。ヨガの呼吸法やポーズを取り入れることで、体を温め、ホルモンバランスを整え、心身のバランスを回復させることができます。自分のペースでヨガを実践し、秋のうつ症状を乗り越え、ポジティブで安定した日々を送りましょう。

 

胸を開くポーズ類は、上記に挙げた例以外にも様々な種類があり、クラスで随時行っています。胸を心地よく開ける身体となるヨガ。ぜひ、ご一緒しましょう♪

2024 / 09 / 14  23:00

何もしなければ、何も変わらないか後退するだけ

何もしなければ、何も変わらないか後退するだけ

大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。

ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

10月のスケジュール、アップいたしました。

10月の5周目の水曜日(30日)、木曜日(31日)はイベントレッスンです。

祝日や連休などに開催している、腹凹(はらへこ)ヨガ、インナービューティーを開催。

 

両クラスとも、レギュラーレッスンに組み込みたいメニュー内容です。

開催頻度は、イベント時や5週ある月などになりますが、タイミングが合う時はこちらも積極的に受講してもらうのがおススメです。

40代からのスローエイジングや体メンテナンスに非常に役に立ちます。

 

ふだんの生活において、できないこと、苦手なことを放っておいて、良くなったり改善したり上手くなることはまずありませんよね。

カラダに関して苦手な動き、動きが悪いところを放っておいて、そのままで良くなることなんてありませんね。

 

苦手なポーズ。苦手なカラダの動き。練習し続けなければ、何一つ前進することはありません。

前進することはないどころか、いま持てる機能を維持することも、年を重ねていくことはそれを難しくするわけです。

 

イベントレッスンも、通常レッスンにも共通して言えることですが、日常生活に必要な筋肉や柔軟性、関節の動きを保つためのサポートとなるようにヨガを行います。

できないこと、苦手なことを放っておいて、良くなったり改善したり上手くなることはありません。

何もしなければ、後退する、悪化する、動きが鈍くなる一方です。

 

レッスン中にうまくできないなと感じる動きやポーズがあっても、それは恥ずかしいことでもなんでもなく。

問題なのはそれを放置しておいて、いずれ体に問題が生じてくることです。

 

これからを変えたい人。これから変わりたい人。

これからに向けて。未来に向けて。

 

自分へかけてあげる時間は、必ず結果をもたらします。

年を重ねてもなるべく長い間、好きな時に、好きなところへ行けるカラダ。

日常生活に支障のないカラダを保てる努力を、今から行いましょう。

 

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