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心と体 Yogaコラム Vol.33 呼吸法で睡眠も改善

大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。
ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
ヨガはもともと、長い時間の瞑想に耐えうるための体づくりとして呼吸法(プラーナヤーマー)や座法(アーサナ・ポーズ)が考えられました。呼吸法やアーサナは至高の瞑想に至るためのステップ、前準備としての役割があるわけです。しかしながらご存知の通り、ポーズや呼吸法にも健康を維持するための効果がそれぞれあります。今回は呼吸法のメリットをご紹介。
呼吸法のメリット・効果は下記のようなものがあります。
■細胞を若返らせ、老化を遅らせる
■免疫力を高める
■体温をコントロールする
■記憶力を高める
■心を落ち着かせる
■自分の内側に心を向かわせる
■メラトニンの分泌量が増え睡眠機能をコントロールする
今回は呼吸法により「メラトニンの分泌量が増える」ということに着目しましょう。
私たちの脳(脳の中にある松果体という器官)からはメラトニンというホルモンが分泌されます。メラトニンは本来、日中、強い光を浴びると分泌量が減り、夜、暗くなるとともに増えるという特徴があります。夜になって正常に分泌量が増えるというサイクルが守られていれば問題ないのですが、メラトニンの分泌量は加齢とともに減少します。また日々、睡眠時間が少ない生活を続けていたり、昼夜逆転の生活、日中に太陽の光を浴びない生活を続けていると分泌量が減少します。
メラトニンの分泌量が減ることで不眠性・睡眠障害に陥ることも。またメラトニンの分泌量の減少によりガンを引き起こす物質から傷を受けやすくなるという研究報告もあります。様々な生活習慣病の発症リスクも高くなることも分っています。
ヨガの呼吸法はメラトニンの分泌量を増やす効果があると言われています。
しかし、ただ呼吸法をやっていればいいかというとそうではありません。メラトニンを分泌するには材料となるホルモンが必要なのです。
メラトニンの材料となるホルモンはセロトニンです。聞いたことがある方もいるでしょう。セロトニンというホルモンが日中にしっかりと分泌されている必要があります。セロトニンの関連記事はこちら↓
心と体 Yogaコラム Vol.22 ストレス対策とダイエット、ヨガの関係その①
心と体 Yogaコラム Vol.23 ストレスとダイエット、ヨガの関係その②
そして、セロトニンにも必要な材料があり、それがトリプトファンというアミノ酸の一種です。トリプトファンを多く含む食材としてはバナナ、豆乳、牛乳やチーズなどの乳製品、ヒマワリの種やゴマなどの種子類、アーモンドなどのナッツ類、ピーナッツ、大豆や納豆など大豆製品、小麦胚芽などが挙げられます。
トリプトファン ⇒ セロトニン ⇒ メラトニン
材料となるトリプトファンを摂って、セロトニンを分泌して、メラトニンを増やす。そして呼吸法を日常に取り入れメラトニンの分泌量を増やす。(週に1回メローヨガに来て頂くのもお勧めです♪) しかしながら材料を摂ること、呼吸法をすること以前に実は大前提があるのです。
呼吸法の前準備として行う日常の行動規範があります。それがヨガの八支則(詳しくはこちら)です。いくら良い材料を摂っても、呼吸法を毎日行ったとしても。日常生活で人の事を傷つけてばかりいたり、攻撃・批判・批評ばかりしていたり。モノを盗んだり嘘をついたり、物事を貪ってばかりいたら。セロトニンもメラトニンも増えません。節度ある生活をまずは送りましょう。
呼吸法のメリットを知ったら、実践! 9月16日は、たくさん種類がある呼吸法の中からいくつかを解説・実践! 瞑想を深めるヨガ60分 12:00~13:00 開催です☆