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2017/01/20 16:05

心と体 Yogaコラム Vol.23 ストレスとダイエット、ヨガの関係その②

メローヨガレッスン風景.JPG

大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。

ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

さて、本日はストレス対策とダイエット、ヨガの関係 第2弾。

ストレス対策はとーーーっても大事ですよ!というお話をしたいと思います。

その1はこちらをご覧ください

 

さて、あなたは毎日時間がない!朝も慌ただしく、夜もいつの間にか時間が過ぎていき、気づいたら寝る時間!なんて思っていませんか。男女ともに現代はお仕事、家事、育児など何かと時間に追われ、毎日を過ごしている方が多いのではないでしょうか。

 

忙しない毎日で過度なストレスを感じたり、ストレスを感じている期間が長引くと無性に食べたくなるという経験は誰でもあることでしょう。ストレスで太る原因の一つ、「ストレスによる過食=ストレス食い」。これは皆さんも想像しやすいかと思います。

 

しかし、もっと恐いのが決して食べ過ぎていないのにストレスで太る「ストレス太り」 という現象があるのです。

『ストレスを過剰に感じると、脂肪燃焼や代謝が悪くなる』という現象です。

食べる量は変わっていないのに太ってしまうそのワケは・・・??

 

ストレスを強く感じる状況にいると、コルチゾールというホルモンが分泌されます。本来であれば、ストレスに対抗するために必要な抗ストレスホルモンで、糖やタンパク質、脂質、骨などの代謝や免疫にかかわる大切なもの。 しかしこのコルチゾールは、ストレスによる危険から身体を守ろうと、脂肪を積極的に蓄えようとする働きがあると言われています。従って、コルチゾールが過剰に分泌されると脂肪がつきやすい体なってしまうという、なんとも嬉しくない現象ですね。

 

食べている量は普段と変わらないのに、脳から脂肪を溜めよと指令が出ているわけで、ストレスを長時間感じていると、人間は身体の防衛反応で太ってしまうということでしょうか。反対に、ストレスが無い状態であれば代謝も良くなるので、カロリー消費がスムーズになります。

 

食欲をコントロールしているのは大脳の中の視床下部というところ。『食べなさい』という指令と、『もう十分、食べるのをやめなさい』という指令がバランスよく働くことにより、食欲をコントロールしています。ところが、不満やイライラ、悩み、疲れ等が溜まってくると脳にストレスがかかり、『食べなさい』『食べるのをやめなさい』のコントロールが効かなくなってしまいます。これがストレスによる暴食のメカニズム。

 暴飲暴食.png

コルチゾールは、実はこの「ストレスを感じると無性に食べたくなる!」の共犯者でもあります。コルチゾールは脳内ホルモンの1つ、セロトニンを減少させてしまうため、ストレスが続くとセロトニンが不足した状態に陥ります。セロトニンは食欲を抑える働きがあるため、セロトニン不足⇒食欲が止まらない!!という現象に。

 

皆さんも実感があるのではないでしょうか?別にもうお腹は空いてない、ある程度いっぱいなのに、なんだかまだまだ食べたい!甘いものが食べたい!なんて時。これこそ

ストレス⇒コルチゾールの過剰分泌⇒セロトニン減少⇒食欲の暴走

という負のスパイラルに陥った時にありがちですね。

 

食べても食べても満足感を感じない。気づいたらお腹が苦しいほどに食べてしまったと後悔したことありませんか。セロトニンがきちんと分泌されていることで、落ち着いた感じや心地よさ、満足感などを感じることができるそうです。 逆にセロトニンが不足した状態では、精神が不安定になり、イライラしやすくなったり、落ち込みやすくなったりしてしまうのだとか。

 ストレス過多.png

 

時に『幸せホルモン』とも呼ばれるセロトニンを増やすには

・太陽の光を浴びる

・早寝早起きの規則正しい生活

・ゆっくりなリズミカルな運動

 ⇒ウォーキング、水泳、歌を歌う、フラダンス、腹式呼吸や深呼吸、太極拳、ヨガなど

・家族や親しい人とのスキンシップ

・良く噛んで食べる

などが効果的とされています。

ヨガマット.png

 

ストレスは誰でもあるもの。適度なストレスは適度な緊張感を生み、仕事上においても日常生活においても良い効果があります。しかし、過剰なストレスや長時間のストレスは、やはり心と身体には負担ですね。ストレスは誰にでもあるものですが、人によっても受け止め方が違います。そして、自分のストレスを解消できるのは、やはり自分しかいないと思います。

 

お医者さんがストレスを解消してくれるでしょうか?友達とおしゃべりをして、気持ちが晴れたり晴れなかったりも、結局は自分の心の持ちようです。ストレスを上手に受け流したり、上手に解消する術を、自分に合った方法で身に着けるに越したことはないと思います。

 

自分の時間、ゆっくり呼吸をする時間、こわばっている身体をほぐす時間、心から笑う時間。

ほんの少しの時間でも、そんな小さな積み重ねが日々のストレスの解消に繋がりますよ。

ヨガはセロトニンを増やすのにも効果的。身体のこわばりを取り除いたり、リラックスしたり。ゆっくり呼吸をするだけで自律神経のバランスも整いやすくなります。手軽にストレスを解消するのに、便利なツールだなと思いますので、あなたもぜひ活用してみて下さいね☆