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古本屋日誌

2019-04-29 10:57:00

今朝も少し寒いくらいで汗ばむこともなく過ごしやすい天候ですね。

週刊「モーニング」連載中の漫画「はたらく細胞Black」は身体の白血球やホルモンなどの免疫システムを擬人化した作品で発想は昔の子どもの絵本にあったものだ。

ただ比喩がなかなか面白いな。今回はあまりにも美食家で寿司やら肉やらあれこれ食べ過ぎたご主人様に対処するため、膵臓のランゲルハンス島がフル稼働することが期待された話だ。ランゲルハンス島は大海に佇む孤島にある掘っ建て小屋風の工場という設定になっていて、ファックスがうなりを上げてインシュリンの注文を吐きだす。しかしこれに応えるべきβ細胞たちはウエットスーツにゴーグルを身につけたスリムな作業員なんだが勤しむどころか集まって顔を見合わせるばかりだ。そうしている間にも血糖値は上がり続けて赤血球が焼け焦げてゾンビ化して酸素を供給しにくくなっていく。業を煮やした作業員が高速艇を飛ばしてランゲルハンス島にたどり着き見たものは、これが見開き2ページにわたるもので、β細胞作業員全てが天井からロープで首を吊っているシーンだったのだ❗️❗️

てな感じなんですが作業員が血液中に溢れる糖分をなんとか減らそうと細かい細胞ひとつひとつを訪ねて糖分を預かってくれと頼むシーンは、巨大なマンションが描いてあって「ピンポーン」てチャイムを鳴らして頼むんだが住人は「糖なんていらねーよ」とすげない。