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2017/10/09

心と体 Yogaコラム Vol.28 健康のために増やしたいもの…サットヴァとは??

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大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。

ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

病気にならないための予防医療であり、古くから系統立てられた医療でもあるアーユルヴェーダ。健康的に生きる生命科学であるアーユルヴェーダの考える「健康」の指標の一つに『サットヴァを増やす、サットヴァに満ちた人生を送る』というものがあります。アーユルヴェーダの考える健康は心身の健康。心の健康あっての体の健康とも言えます。

 

サットヴァとは・・・?

「サットヴァ」(至福・純粋性・意識)などと訳されますが、これは、進化し、前進し、進歩する力などと考えられています。心に影響を与える他の二つの性質として「タマス」と「ラジャス」がという性質あります。

「タマス」は安定性、留まったり停滞、あるいは後退する力。「ラジャス」とは活動性、物事を動かす力、推し進める力です。

 

<サットヴァが多い状態>
 進歩することを好む。行動のための行動ではなく、創造的で生命を支持する健康的な行動のみを好む。
 愛情深く、純粋で、容易に自己実現できる。

<ラジャスが多い状態>
 行動することを好む。心が絶えず動いており、短気で衝動的な傾向。
 さまざまな形で外に向かって活動する人。外交的でエネルギッシュ。勇敢。
 ビジネス、富、力、名声、地位などに関心がある。

<タマスが多い状態>
 変化を好まず同じ状態にとどまろうとする。行動することを好まない。安定志向。
 同じことの繰り返しやいつもと変わらないことを好み、現状維持の傾向を持ち、保守的な選択をする。
 新しい考えを拒否する頑固な伝統主義者。利己的、自己中心的。

誰でもみなこの3つの要素すべてを持ち合わせていて、ある時はラジャスが多かったり、またある時はタマスが優勢だったり…と、心の状態は毎日同じではなく、揺れ動いています。ラジャスがあるからこそ活動ができ、タマスがあるからこそ休むことができます。だだしこれらが過剰になると不調や苦しみへと繋がります。そうならないように大切なコトは、サットヴァの質をより高めていくということです。

 

よりよく生きるために心身ともにサットヴァの質をより高めていく

サットヴァが高い状態であれば、欲求も健康的で自然な欲求になっていきます。サットヴァの性質が増えれば、誰かに惑わされることもなく、また人からあれこれ指示されなくても、自然に、創造的で健全な選択ができるようになります。心が軽く、明瞭で、建設的な物事の考え方をしたり、心身ともに健康な道を好んで進みます。

 

しかし、サットヴァの性質が減り、ストレスなどの心理的なアーマ(毒素)が増えると、知性が働かず自分に害のある行動をしたり、後ろ向きな考え方に陥ったり、不健康で歪んだ欲求を抱くようになってしまうのです。極端な嗜好、偏食などが常習化してしまうこともその良い例です。その結果、心身のバランスを崩してしまうことに。したがって、アーユルヴェーダの目的のひとつは、いかにサットヴァの質を高めていくかです。

 

サットヴァを高めるには…?

・瞑想する・純粋な静寂を楽しむ

・正直でいること

・自然に触れる(海や川、山など自然を感じる機会をつくる)

・無判断により心の静寂を体験する時間をつくる

・愛情・慈しみの心・思いやりを持って周りの人に接する、年長者を敬う

・サットヴァを高める食事をする

などが挙げられます。

自然に触れるというと、わざわざ遠くに行かなければならないとイメージするかもしれませんが、そうそう行けない場合もありますよね。月や星を眺めるのでも、緑を感じる公園に行くのでも、川べりを歩くのでもいいでしょう。植物や野菜を育て土いじりをするのも同様に良いです。もちろん、海や森林、山、滝などに赴く機会がある時は自然のエネルギーを浴びましょう。

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私達は何かにつけて物事の良し悪しをつけ、人を評価したりします。分類したり評価したり分析したりレッテルを貼ったりする時には、少なからず心に乱れが起きています。判断をしないということにより、心が乱されることなく、静寂でいられるのです。

 

もし、周りの人々と自分との区別が無いとしたら・・・あなたはどのように周りの人に接しますか?周りの人も自分と同じ。自分を慈しむように、周りの人にも愛情が沸きますね。私達は大きな自然の一部です。大きな大きな宇宙の一部であると思ったら、自分も周りの人々も実は大きな差などなく、自己と他の区別のない世界感が観えてきます。ここまで考えなくても、周りの人々に敵意を持ったり批判したりするよりも、周りの人々を慈しみ思いやりの心で接することで、自分の心も満たされるのは実感できるでしょう。

 

サットヴァを高める食事とは・・・
・軽く、柔らかな、適度に油分を含み、消化によい食物。
・新鮮な食品。
・出来立ての料理。
・6つの味(甘味、塩味、酸味、辛味、苦味、渋味)のバランスがとれていること。
・適量であること。

・季節に応じた食事。

 

などが挙げられます。また、アーユルヴェーダの書物には、「おいしくて、心地よく、安定していて、腹持ちが良く、適度に油質で透明感のある物」などとされています。具体的にはお米・穀物やごま油、ギー、ナッツ、多くの豆類、多くのハーブ類、ココナッツ、新鮮な牛乳、新鮮なフルーツや野菜、はちみつ、新鮮な水、甘い食物など…と記されていますが、日本では馴染みのない物もありますので、手に入りにくいものわざわざ取り入れるよりは、日本で馴染みのある食材を取り入れて考えれば良いでしょう。

 

単に素材や調理法だけにとどまらず、

・調理する人が食べる人のことを想い丁寧に心を込めて作った食事。
・食べる人は感謝の気持ちを持って食すること。

 などもサットヴァを高める食とされ、心身のバランスを整え幸福感と生命力に満ちた心を作ります。

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また、食べる時の心境も影響すると言われています。怒りながら食べる、悲しい気持ちで食べる、イライラしながら食べる、焦って食べるなどの食べ方をすると、ラジャスを増やしてしまうので、食事(調理や食べること)を、十分に感謝して楽しむことが大切なのです。身体に良かれと思って苦手なものを嫌々食べたりするよりは、好きなものを楽しく食べた方が心を満たしてくれますね。

 

サットヴァを増やす暮らし

小さなこと、毎日の生活の中で自分にとってできることを積み重ねていくのが大切です。浮世離れした生活をする必要はなく、現在自分が身を置いている社会の中で活かせる事、取り入れられる事を続けていきましょう。決して完璧を求めず、ストイックになり過ぎずに、強迫観念を感じない程度に続けることが大切です。難しく考える必要は無く、自分の体と心を外からの混乱から守り、周囲と比較する等の不毛な行為をやめ、誰に惑わされることなく人生を楽しむ気持ちを持ちましょう。

 

ヨガのレッスンの最後には瞑想の時間をとっております。定期的にクラスに参加してくださっている方々は、純粋な静寂・瞑想を日常的に味わっていらっしゃいますね。

さて。案内が最後になりましたが今回は初めての試みでスタジオ外でもサトヴィックな体験をご一緒したいと思います♪

2017年11月24日 自然豊かな小田原エリアまで足を伸ばして 富士山と太平洋が見下ろせる中、

「そば打ちとmy箸づくり体験♪」

イベント詳細はこちら

予約枠は若干名となります。