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古本屋日誌

2024-05-01 21:35:00

今日から岡崎公園の勧業館(みやこメッセ)で大規模な古本市。

 

 

さっそく朝から出かけてみた。

 

 

折からの雨だが、到着した9時半くらいにはすでに40人くらい並んでいる。

 

 

今回の古本市は、不思議なことに大阪からは一軒も参加しておらず、というか、京都以外から参加しているのは奈良から一軒、三重の名張から一軒だけなのだ。

 

 

去年は大阪の一冊堂やSFを扱う古本屋も参加していた覚えがあるのだがな。

 

やはり会場の費用が高くて、利益が出にくいのかもしれない。

 

 

さて本の方は、やはり京都は侮れない。

 

文庫では岩波文庫の『魔訶止観』、『近世風俗志』の全巻、中公文庫の『入唐求法巡礼行記』『クララの明治日記』揃、ちくま文庫の『蓮と刀』『現代民話考』講談社学術文庫の『今鏡』揃、講談社文芸文庫の『老残』『もぐら随筆』『われよりほかに』揃など、今開催中の天王寺さんで見られない本がある。

 

また版画、掛け軸、ポスター、古地図、稀覯本の類は、俺は全く関心はないが、目の保養として楽しめる。

 

明治時代の京都の名所旧跡の石版刷などは大判の冊子で660000円となっている。

 

また戦争中、銃後の士気を高めるため大阪で発行された『銃後の大阪」(2号)もこちらは5500円で売っていたよ。

 

漫画でも大友克洋の『童夢』初版帯付も置いてあったな。

 

 

参加している古本屋が減少しているため、各店の展示スペースが広くなっている。

 

また、通路や店と店の間隔もずいぶんゆったりしたものになっていて、ひしめくお客さんでなかなか本棚が見れないという状況は解消されている。

 

会場の一角には喫茶スペースがあって、うまいコーヒーとマフィンをいただくことができる。