インフォメーション

2018/06/16 17:25

心と体 Yogaコラム Vol.31 知性を正しく働かせるためには?

瞑想_後ろ姿.jpg

大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。

ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

2018年4月、移転リニューアルとともに新たに開始したアーユルヴェーダセッション。様々な気づきと供に3回のセッションを終える方々が出てきました。まだまだ始まったばかりの試みですが。個々の不調に悩むあなたに、このセッションを受けて頂く機会があることを願っております。

 

私がアーユルヴェーダの講義を受講中に、こんな話があったのを覚えています。

「心が乱れていると、知性が働かない」

 

例えば…糖尿病予備軍である、または既に糖尿病と診断されている人。甘いものは食べ過ぎてはいけない、糖質の多い物を摂りすぎてはいけないなどとお医者さんに言われたとします。知性が正しく働いていれば、自分は糖尿病と診断されている。悪化させずに今の健康を維持するため・改善させるためには甘い物や糖質の多い物を一気に摂りすぎないよう気をつけるべき。だから今日のお昼ごはん、デザート付きメニューも選べるけれどデザート無しのメニューを選ぼう。ラーメンとご飯のセットなどダブル糖質のメニューはやめよう。差し入れに頂いたお菓子も、持ち帰って家族にあげよう。夕方、お腹が空いたけれども甘いお菓子ではなく、ナッツを食べよう。など、その時々でbetterな選択ができます。

 

心の乱れにより、知性が正しく働かないとどうなるか… 糖尿病という診断だけれども。まあ、今日くらいいっか。デザート付きのメニューを選べるなら付けちゃおう!ラーメン・餃子・チャーハンセット。大好物の組み合わせ、リーズナブルだしお昼はやっぱりこれでしょう!差し入れのお菓子、せっかくだし、少しだから大丈夫、食べちゃおう! 帰宅後の夕ご飯。今日はすごく疲れたし、甘いものを食べたい気分。仕事で嫌なこともあったし、甘いものでも食べないとストレス解消できない!イヤな思いをした今日くらいイイでしょう!…と。

甘いもの、糖質を摂りすぎないようにするという自分の健康のための行為すら選択できなくなってしまうのです。

 

例えばあなたの体に不調が出ており、カフェイン・アルコール、辛いもの等の刺激物を摂りすぎない方が良いと言われたとします。知性が働いていれば、カフェからコーヒーの良い香りがしても、自分の不調改善のためしばらくは我慢と、コーヒーを買いません。帰宅後の晩酌もしばらくはおあずけ…大好きな辛いものも刺激物なのでしばらく控えようという選択ができます。

 

知性が働いていないとどうなるか。 カフェから良い香りが漂っていたら…始業まで今日はまだ少し時間あるしコーヒー買っていこう!と匂いに刺激された心はあっという間にコーヒーを買うという行動を起こします。仕事中。時間に追われ、やるべき仕事に追われ、心身ともにストレス状態。気分転換して集中力を取り戻さなければ、こういう時はカフェインが必要!と仕事中もコーヒーを3~4杯。やっと終わった今日一日の仕事。時間に追われながらも、なんとかやり終えたのだから、疲れをとるべく大好きなビールとビールに合う辛い料理を食べよう!とお酒と刺激のある辛い料理を食べてしまいます。

 ab032ee97cf547c6fa7b7d6525f6aa9e_s.jpg

似たようなこと、誰にでもよく起こり得ることですね。夜、ぐっすり眠れていない、寝不足を実感しているあなたの場合も。寝ても疲れが取れないと感じているのに寝る直前までテレビを見たりスマートフォンやパソコンをいじっている生活。その行動が睡眠の質を上げるのに良い選択肢ではないと分っているのについついやってしまう。

 

仕事終わり、夕食後のスナック菓子がやめられない。夕食後のようやくリラックスできる時間帯に、しょっぱいスナック菓子を毎日食べてしまう。一度食べ始めたらなかなか止められない。これが良い食生活ではないと分ってはいるがやめられないのです。このようなことは食べ物の選択以外にも、普段の行動においても日常あらゆる場面で、誰にでも起こっていることです。

 b6091320a58832d04b5751d03bd95409_s.jpg

本当は良くないと分っている。もう一つの選択肢の方がイイと判っているのに、今日はいいか、少しくらいは平気、ちょっと位いいか...の繰り返しのあなた。心が乱れているかもしれません。

 

せっかく不調の改善や健康維持のためにこうした方が良いという指標・ガイドラインがあっても実行できないのはストレスなどにより心がコントロールできないからです。食べ物の選び方や摂り方を知っていても実行できない事が多々あるあなた。外界からの刺激、積み重なったストレス、蓄積した疲労などにより心が乱れているかもしれません。

 

心が一切乱れていない状態、すなわち心の状態をひとつも波風立たない、綺麗な湖面のような状態にするというのは極めて難しいことです。けれども、穏やかな湖面の状態に近づける、波の状態を小さくすることは可能です。どのようにしてでしょうか?大いに役に立つのが呼吸法・瞑想・ヨガです。習字や写経、生け花、茶道なども同様に大いに役立つでしょう。しかしながら家でも畳1畳分程度あればできるのがヨガ。とっても手軽にできるヨガ 呼吸法・瞑想は日常に取り入れやすく、とてもおススメなのです。あなたの生活に容易に組みこめるからです。

 

心の乱れを落ち着かせ、知性が正しく働けば、おのずと生活スタイルや食事を選ぶ知性が動きだします。自分にとってbetterな選択をするには同時に心の乱れもコントロールしておかないと、行動が結び付きません。サトヴィックな心に向かう、サットヴァの質を増やす生活を心がけることで、知性が正しく働くよう導かれ、同時に心の乱れも鎮まっていきます。(参考記事はこちら⇒「健康のために増やしたいもの…サットヴァとは??」)心をコントロールする、感情の波をコントロールする。呼吸法・瞑想・ヨガは多くの現代人の生活に無くてはならないものかもしれません。家で一人で集中してできないというあなたは…ぜひ、メローヨガでご一緒しましょう。

瞑想.jpg