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食材を生かす
調理師の行き着くところは結局ここだと思います。難しいことばかり考えて、下手に食材をイジリ過ぎないように気をつけています。火を入れすぎたり、ソースにこだわりすぎたり洋食ではアルアルです。うちは一応ジャンルではカジュアルフレンチを謳っていますが、塩やオリーブオイルのみで食べてもらうこともあります。もちろんメインの食材や、塩もオイルもこだわりの食材を用意出来た時のみです。予算の関係もありますので、いつも最上級の食材を用意出来るわけではありません。ただランチやパーティーだから妥協するのでは無く、制約のある中でどれだけの仕事が出来るかが個人の知識やテクニックや仕込みにかける時間で変わってくると思います。手を抜くのでは無く良いものはシンプルに、お金がかけられない時は手をかけるようにしています。
ランチのお肉変更
宮崎牛のハンバーグが売り切れたので、若狭牛に変わります。どちらが優れているからとかではなく、仕入れの都合だけなので味わいはどちらも満点です。180グラムの若狭牛100%ハンバーグに、勝山の季節野菜が付いたものがメイン皿です。これに冷製のパンプキンスープ、プチサラダ、パン、コーヒーが付いて税込み1580円です。プチサラダもあらかじめランチ前に盛り付けたサラダにドレッシングを上からぶっ掛けたようなものは提供したくないので、オーダーごとに1つずつ盛り付けてています。人参のラペとレンズ豆のツナ和え、アンディーブ、ラディッシュ、プチトマトに葉もの野菜を自家製のドレッシングで和えています。庭の野菜は今のところ、小松菜、春菊、ねぎ、ラディッシュ、ミント、イタパセ、タイム、ローズマリー、ディルなど、どちらかと言うとハーブ系が多いので、メイン料理のガルニは勝山のものが中心になっています。
個人店
久しぶりに以前京都で一緒に働いていた先輩と話しました。京都の郊外でレストランをされているのですが、どうやら暇みたいです。うちも福井の郊外でやっているのですが、テナント料や駐車場代がかからない分だけ自分の方が精神的にもマシです。お客様が来る来ないにかかわらず、固定費で持っていかれるプレッシャーはかなりのもんだと思います。広告費も負担に感じるのはうちも同じで、何店舗かやっているところやグループ会社ならいいですが、個人店では売り上げに対しての広告費はなかなかのパーセンテージです。かと言って宣伝も無しでは新規の顧客獲得も難しいし痛し痒しと言ったところです。先輩の料理は味も手際の良さもピカイチなんですが、何せ本人の性格が悪い(笑)。まさにゲスの極み(見てたらすいません)。流行る店は単純に美味いだけでは無いのかなと思っています。的確なコメントが出来る程自分も経営者の経験が無いので、個人店の経営の難しさを感じています。今のところ知り合いのオーナーで商売が上手くいっているのは一人だけですが、自分も負けるつもりは無く、追いつき追い越せで頑張りたいと思います。
