明日から月が変わりますが5月の売り上げも散々足るもので、どうにか人の気持ちが良い方向に向かえばと願っています。自分も長い間外食はしていませんが、そろそろテイクアウトのプラスチック容器にも飽きて来たのは自分だけでは無いと思います。料理とお皿は切っても切れない関係で、店内で食べるのにプラスチック容器で提供するお店はありません。昔の定食屋さんの出前などは店のお皿そのままで、後日回収に来てくれるのか当たり前でした。今は使い捨ての容器が当たり前になり、ゴミ問題とかエコとかどうなったのかと思います。福井ではもう30日以上新規感染者は出ていませんが、他府県との行き来が再開しだすとどうなるか不安でもあります。旅行業界もコロナで大変でしょうが、北九州や札幌などの例もありまだ観光旅行の気分でもありません。ただ福井は東京や愛知とは仕事の取り引き関係も多く、可能性があるとしたらまた出張とか勉強会とかのような気がします。運送業の人が叩かれる世の中ではダメで、仕事で行き来している人は徹底していてかえって安心だと思います。冠婚葬祭や受験などでどうしても県をまたぐ必要がある元気な人も、コロナ対策を徹底しないとまた人口比率でワーストと言う不名誉な記録は勘弁してほしいところです。

良い意味でも悪い意味でも最近落ち着いてきて、福井も徐々に日常を取り戻しつつあります。リモート飲み会にもすっかり飽きて(笑)、やはりビアガーデンやテラスで開放的に飲みたい季節です。子供の通学バスや習い事も6月から通常に戻り、そろそろマダムたちが動き出すかも知れません。もうすぐ6歳になる息子は色んなものに夢中ですが、自分が6歳の頃は何に興味があったのか思い出しています。やっぱりＶ3が一番好きでよく見ていたなと、今はユーネクストで仮面ライダーの映画ばかり見ています。大人になって見ると色んな見方が出来て、サンフラワーがお金出して四国ロケに行けたんかなとか、この時のＶ3の中身は大野剣友会の哲也さんやとか。命綱無しで煙突の上に立ったり火薬の量など今じゃ絶対許可が出ませんが、今は全部ＣＧで出来るので演者がやる必要もありません。この辺りはＶ3役の宮内さんとスーツアクターの中屋敷さんとの対談が残っていて、当時の撮影に対する熱い思いが伝わって来ます。子供でも分かるアクションシーンの迫力の違いが、うちの子供がライダーや戦隊モノにハマらない理由かも知れません。何故か唯一ハマったのが何年か前の戦隊ヒーローのトッキュウジャーで、電車に全く興味が無いのに不思議でした。一緒に再放送を見ているととにかくヒーローがその辺にいるお兄ちゃんみたいな感じで、今はこんなゆるいヒーローが良いのかと昭和のおっさんには不思議です。どうせやるなら風見志郎みたいに歌舞き通してほしいですが、今は若手俳優の登竜門みたいなのであまり濃い芝居は向かないのかも知れません。桃レンジャー的な立ち位置に天才てれびくんに出ていた小島主任がいた事で、子供もトッキュウジャーに入りやすかったのだと何話か見た後に気付きました(笑)。昔の戦隊モノやライダーが役者の仕事としては本流では無かったので、やたら角刈りのオッサンや芝居がかった人が多かったのかと勝手に思っています。

普通の時なら桜の咲くころに入学式がありますが、今年は特別なので近所の小学校と中学校が今日に行うそうです。店が忙しくなるかどうかは分かりませんが、入学式が5月の終わりにある未来を誰が想像出来たかと思います。昨日はＮＨＫの生放送にイタリアンの巨匠が出ていましたが、明るい前向きな考えで頑張って行こうとのメッセージでした。以前見た巨匠の特集ではランチが満席2回転しても、自分の店は良い食材を使いたいからあまり儲からないと。料理教室をしたり講演会やパスタソースを監修したり、店と違う所で収入を得ていると聞いていました。前向きな考えやメッセージは素直に頂きますが、いち個人の店と調理師の世界でもトップ中のトップの実業家ではあまり参考にならない事もまた事実です。テレビで雄弁に喋れている自体あの年代の調理師には珍しく、気の荒いテレビに映ったらダメな輩ばかりの中で重宝されて来たのも分かります(笑)。今でこそ当たり前に丁寧語で喋る接客ですが、一昔前まではパチンコ屋からタクシーや医者まで偉そうな言葉遣いの方が多かったのも本当の所です。やはり人柄が良い人の周りに人間が集まって来るので、気の荒い方が目立ちやすく若いうちは先頭を走っても、最終的には穏やかで人間味の溢れる性格の方が残るものは多い気がします。

自粛している間は幼稚園と家の往復だけでどこにも出かけず、久しぶりに車で文房具を買いにお目当ての店へ足を延ばしました。6月から習い事も再開される予定で、子供がキャラクターの鉛筆が欲しいのでどこでも置いている物でもありません。車を走らせている途中で串カツ屋が閉店していたり、大型スーパーの本店が更地になっていたりで驚きです。お目当ての文房具も見つかり晩ご飯は何が食べたいと子供に聞くとチンパンジーとの答え(笑)。多分この前作ったバンバンジーの事を言っているのかと思いますが、買ったばかりの鉛筆を横に咥えて鬼滅の刃のマネをしたり良く笑わせてくれます。帰りにホームセンターでアクリル板を吟味して帰りましたが、業者から届くコロナ対策グッズがとにかく割高と言うか要らなかったはずの出費なので出来れば自作したいところです。アクリル板を立てただけで9800円とはボリ過ぎだろうと思いますし、うちみたいな小さい店でも最低7枚はいるので75000円以上はかかります。真水で75000円収入を得るのにいくら売り上げがいるか考えると、団塊の世代など店をたたんでしまうかと考えてしまう気持ちも分かります。まあ店をやり続けるならどの道いるものですからどこからか予算は引っ張って来ますが、新車で買う予定のハズの予算が削られどんどんショッパイ車になると思います(笑)。

今日はまた2業者と打ち合わせで、色々勉強させてもらいました。同じようなメーカーでもやり方や材質で、値段に差が出てくるのも致し方ない事です。安ければ安いほど良いと言うものでは無く、よく考えてから最終的に判断しようと思います。どの道嫁のオーケーが出ないと何も出来ないので、自分のプレゼン能力が問われます(笑)。