少しオイリーなブイヤベース仕立てです。量的にはそんなに多く無いですが、夜のカルトのパイ包みスープを予約で追加しておいたので既にお腹はパンパンです(笑)。

写真はアナゴとひよこ豆のゼリー寄せに、角切りのリンゴとレフォールのソースです。

7月でこれなら8月になれば40度を超えるんじゃ無いかと思います。実際の体感気温はそれくらい行っているのかも知れず、気温を計測している場所がどんな環境かにもよります。小学校の百葉箱のような芝生の上から1.5メートルと、アスファルトの照り返しとクーラーの室外機の周りでは体感が全然違うと思います。正確な体感気温を出されても気が滅入るだけなので今のままで良いですが、自分の子供の頃とは明らかに気候が変わっています。これだけ暑いのに抜けるような青空で、入道雲が全く無いのも素人ながら不気味な感じがします。写真はお子様ランチですが、量が少ないだけで内容は大人と同じです。リゾットの硬さやソースの味付けなど子供だから変えるのでは無く、ハーブやスパイスもバッチリ効かせてありました。

夏休みからお盆にかけてポツポツ予約が入り出し、やはり人の集まる時期は集中しているなと感じます。メニューを決めて段取りを組んで、仕入れして仕込みして当日を迎える流れは変わらないのでいつものルーチンワークをこなします。暑いので体調管理には気を付けないといけませんが、あまり無理をしないようにしていれば普段と変わらず絶好調でいられると思います。写真はガスパッチョとひらまつオリジナルのスパークリングです。

暑い中休みを利用して兼六園の横にある元迎賓館までランチに行って来ました。子供の誕生日になんて贅沢と思われるかも知れませんが、普段サイゼリアしか行かないのでたまにはです(笑)。料理内容を詳しく書いても良いですが、結局最後は好みの問題になるのであまり意味は無いと思います。もう少しスパイスがとかコースのバランスがとか、ケチをつけるのはどうにでもなるし誰でも出来るからやめておきます。もちろん美味しいのは間違いないですが、それよりサービスと景色の素晴らしさが印象的でした。ボキューズ氏本人が4年前に来日した際に、世界一景色が良いレストランと自画自賛されたそうですが、確かに芝と金沢城の石垣と青空のコントラストは見事で夜はライトアップもされているそうです。自分も色々食べ歩きに行っていますが、夜景以外では今までで一番の景観だと思います。サービスの方の子供の扱いも素晴らしくて、これが10％のサービス料を取れる仕事だと感心しました。福井でもイタリアンで同じサービス料を取っている店があり3回ほど食べに行きましたが、イタリア人が中国人に仕事を教えながらには驚きました。日本語が喋れるサービスはおらんのかと言うと、オーナーとマダムが出て来て対応してくれましたが(笑)。あまり言うとクレーマーみたいなのでそれ以上は何も言いませんし、もちろん10％のサービス料は払って帰ります。ただシェフが変わってホテルに行ってしまったので、それ以来は行く理由も無いので5年程行っていませんが、今なら日本語もペラペラになっているのかも知れません。