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心と体 Yogaコラム Vol.24 初めての出産。不安が勝るかリラックスできるかはここが違う‼
大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。
ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、メローヨガで新しく始まったマタニティヨガクラスを担当してくれるAyanoインストラクターより、助産師として働いているからこそ言える『出産時の不安とマタニティヨガ』について伝えてもらいます。
こんにちは。マタニティーヨガクラスを担当するAyanoです。普段は助産師として働いています。今回は、私が妊婦さんにマタニティーヨガをお勧めする理由について、お話したいと思います。
分娩を控えた妊婦さんからよく相談される不安に「陣痛の痛みに耐えられるか不安...」というのがあります。確かに”陣痛”と名の付く通り、子宮が収縮するごとにそれは痛みとして産婦さんの身体に知覚されます。
大抵の人は「人生で経験したことのない、壮絶な痛みだったよ、それはそれは辛くて死ぬかと思ったよ」なんて話をするものだから、それをこれから控えた産婦さんが恐怖におびえるのは当然ですよね。
ですが、助産師として沢山のお産に寄り添う中で時々、そうではないお産にも遭遇するのです。
「はぁーーー」と深い呼吸の中で、子宮の収縮の波に身をゆだね、赤ちゃんとコミュニケーションを取りながら身体の深い感覚を味わっていく。
私が「痛いねぇ」と声をかけると、
「ううん、違うの。痛いんじゃなくて気持ちいいの。」
と返すその人は神々しく女性性を放ち、美しく、それは神聖な雰囲気に満ち溢れたお産でした。そんなお産を、一度ではなく、時々目にするのです。
痛みの感じ方には個人差があり、何が良くて何がダメということはありませんが、それを左右するメカニズムの一つに、ディック・リード理論というものが知られています。
[恐怖は痛みを強くする]というものです。
不安や恐怖があると、波のように“襲って”くる陣痛に対して身構えるようになり、全身の筋肉が硬直し、産道も広がりにくくなり、より強く痛みを感じるようになります。逆に心がリラックスしていると、不必要な体の緊張はなくなり、抵抗が少なくなるので、お母さんも赤ちゃんも楽にお産が進みやすくなるのです。
「妊娠中、色々やった方がいいのは知ってるけど、全然出来てないな〜。」なんて準備不足感を感じていると、いざお産が始まった時に、自信のなさが不安や恐怖となって襲ってきて、身体は硬くなり、心は逃げ出したくなってしまいます。
反対に妊娠中から自分の体と向き合い、出来ることを着実に行っていると、「私はやる事はやった。きっと大丈夫。後は流れに任せよう。」と前向きに事を捉え、落ち着いた心の状態で陣痛とも向き合う事が出来るようになるようなのです。
中にはナチュラルに心も身体もリラックスしていて、何もしなくても、つるぽーん!と安産になる人もいますが、お産に対して少しでも不安を抱えている方は、ぜひ!そのために出来る事を今から始めてみて欲しいと思うのです。たくさん歩いたり、ストレッチをしたり、スイミングに通ったり、食生活を見直したり、赤ちゃんを迎える準備を整えたり…その方法は人によっても色々あると思います。
その中でも私が特にマタニティーヨガをお勧めするのは、そこにお産の準備に最適な要素がたくさん入っているから。次回、私が『マタニティーヨガをお勧めしたい理由』をいくつかご紹介致します!