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2017/02/08 15:05

心と体 Yogaコラム Vol.25 マタニティヨガで得られる3つのこと

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大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。

ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

マタニティヨガクラス担当のAyanoです。

前回の記事に引き続き、ここから本題!様々な出産場面を見てきた助産師だからこそ言える『マタニティヨガをすると得られる3つの事』をお伝えします。

私が妊婦さんにマタニティーヨガをお勧めする理由は、大きく分けて3つあります。

 

①    出産時に役立つ呼吸の練習が出来る

②    身体のしなやかさが鍛えられ、動かし方を学べる

③    赤ちゃんとの一体感を感じる事が出来る

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まず1つ目の「出産時に役立つ呼吸の練習が出来る」です。

多くのヨガクラスでは、どのポーズを始めるよりもまず深呼吸を意識して行い、心のバランスを整えていく作業から入ります。普段よりも意識して長く、ゆっくりと、身体中の酸素を入れ替えるようなイメージで、深呼吸を行います。

 

普段は意識せず身体が勝手に行っている呼吸ですが、自律神経(緊張とリラックスを自動的にコントロールする神経)が関わる身体の機能の中で、自分でコントロールできない心拍や発汗などとは違い、呼吸は唯一自分でコントロールする事が出来るという特徴があります。

 

出産の時、痛みを感じて交感神経(緊張の神経)が興奮し、無意識に呼吸が早くなりがちですが、この時にヨガの呼吸を思い出して意識的に深呼吸を行う事で、副交感神経(リラックスの神経)の働きを高める事ができます。これで、自分で自分の身体を、お産が進みやすいリラックスした状態にもっていく事が出来るのです。

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2つ目は「身体のしなやかさが鍛えられ、動かし方を学べる」です。

ヨガは多くの人がイメージするように、ストレッチをベースとし、インナーマッスルに働きかける運動です。「身体硬いからヨガなんか無理だよ〜」なんて言葉よく耳にしますが、定期的に続ける事で身体はどんどんほぐれ、意識したように動ける体になります。体を動かす機会が少ないと、いざ動かしたい時に思うように動かない体へ。

 

身体がほぐれ、可動域が広がると取れる体勢のバリエーションが増えるので、陣痛中に色々な姿勢を試してお産を進みやすくしたり、分娩の最後で赤ちゃんが出てきやすいように足を大きく開いたりといったことがより簡単に出来るようになります。

 

更に、身体の感覚が研ぎ澄まされ、次々に起こる変化を体感し、それに合わせて筋肉の力を上手に抜いたり、助産師のアドバイスに合わせて骨盤の角度を調節したりといったことも出来るようになるのです。

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最後に、「赤ちゃんとの一体感を感じることができる」ということ。

分娩は、お母さん一人の頑張りで行うものではなく、赤ちゃんとお母さんとの共同作業です。赤ちゃんとコミュニケーションをとりながら、一波一波陣痛を共に越えていき、感動の初対面の瞬間を迎えます。

 

マタニティーヨガでは日常の喧騒から離れ、赤ちゃんを意識しながらゆったりと身体を動かしたり、瞑想で赤ちゃんと繋がっているイメージを膨らませたりといった時間をとります。こういった作業を繰り返していくうち、より赤ちゃんとの絆と愛着が深まり、お産を越えていく活力となるのです。

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大まかに3つの理由を挙げて説明してきましたが、まだまだ、ヨガをお勧めしたい理由はたくさんあります。長くなりましたが、百聞は“一感”にしかず!実際に体験して、一緒に楽しみながらマタニティーヨガの良さを体感していただけたら良いなと思っています。お会い出来る日を楽しみにしています。

 

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