コロナ前の福井の結婚式は親戚や会社関係だけで無く、隣近所の家族なども参加する事も多く、200人や300人規模も珍しく無いと聞き驚いた事を覚えています。そこに勝算があったのか、人口に対しての式場の数が明らかに他府県とは違います。コロナ禍を過ぎて元に戻るかと言えばそれは無くて、東京資本の所は撤退して今まさに取り壊しています。あれだけの会場の設備を潰すのは勿体ないと思いますが、他に利用価値も無いのか現状かも知れません。コロナの補助金も無くなり今年はバタバタ潰れるとは思っていましたが、ランチや週末バイキングやベーカリーを始めたりで生き残りをはかっている式場もあり、敷居を低くして試行錯誤しているみたいです。従業員を抱えている所は大変だと、これからはコンパクトで小回り出来るようにしておかないと、人口減少社会には難しいサービスかも知れません。

朝から梅雨真っ盛りの天気模様ですが、今日はどうなる事やらまだ暇な感じです。仕込みをしながら気楽に待とうかと思いますが、6月から夏休み前までは毎年同じような感覚です。

昨日は以前から気になっていた和フレンチの店に行きましたが、ここのテナントは入れ替わりが激しく、自分が知るだけでも5店舗目だと思います。ソファーも豪華絢爛でシャンデリアもあり、作りがホテルのラウンジのようで高級鉄板焼きかスナックバーのような雰囲気です。テナント料が高いのかオーナーがうるさいのか場所的なものか分かりませんが、シェフも似たような歳なので永く続いて欲しいと思っています。味うんぬんは好みもあるのでコメントは控えますが、ライスコロッケやパスタもあり、和のテイストは食材にも技法にも感じなかったのは少し気になりました。最初はやっていたけどやめられたのか、せっかくの王道料理なのに和を吟うのは勿体ないかとも感じました。ここはオープンしてすぐにコロナ禍になり、3年が過ぎ支援金も無くなった今からが本番だと思います。高級スナックバーのようにボックスシートで分かれているので、団体客のパーティーとかは使いにくい作りも入れ替わりが激しい原因かも知れません。自分もカルパッチョを昆布締めにしたり、空豆や竹の子を使ったりしますが、それは日本人が日本で採れた食材を日本で食べるからで、なんでもかんでもフレンチをそのままコピーすれば良いわけではありません。

いつもは貧乏人の小博打に出掛けがちですが、今日は筋トレからの外食で緩める日にします。好きなものを食べる予定ですが、量だけは気にかけてハメは外さないように気を付けます。

久しぶりにアングレーズソースを作りました。日持ちしないので今日で使いきりだけの仕込みです。