今月号のウララに店を載せてもらったので、右半分の自分のページを見ていました。左のページは[料理と酒]の店とあり、居酒屋さんみたいでしたが、掲載されている写真が鮎のコンフィやカプレーゼ、白ワイン蒸しなど、料理はイタリアンみたいだなと思って見ていました。よくよく記事を読んで見ると、住宅街にある有名なイタリアンが居酒屋へのリニューアルでした。誕生日や記念日にはディナーで利用させてもらったり、ランチは京都から来てくれた友人夫妻とも行ったくらいで、良く利用させてもらった店です。自分の店をオープンする際にも、ハーブのエントランスや店内の木の温もりに憧れ、かなり影響を受けた店でした。実際写真を撮ったカメラマンが同じなのか、構図も同じで店内の感じが何となく似ています(笑)。単なる偶然ですが、自分が影響された店と同じ見開きページに載れて嬉しく思います。しかし、どこもディナータイムは全然駄目みたいで、居酒屋にリニューアルした気持ちも分からなく無いです。居酒屋なら料理に縛りが無い分自由度が増え、敷居も低くなって男性や年配者も入りやすいでしょうし。自分の店も前日までの完全
予約制でしか夜は開けませんし。予約が入ってから仕入れや仕込みをする事で、新鮮な食材を提供する事が出来ます。繁華街のバールやビストロなら別ですが、車社会の地方でディナーなんて成立しないのかなと、少し複雑な気持ちです。

お問い合わせが何件かありましたが、うちの店は祭日でも月曜日は定休日のままです。ウララのイベントの10月くらいやればよさそうなものですが、この年になると店以外にも色々と用事があって、命がけで店やってますみたいな営業もなかなか難しいです。お断りしたお客様には申し訳ないですが、売り上げノルマや記録更新のためでは無いのでご理解をお願いします。

いつもお世話になってるプラス思考の方に、誕生日で生き方が分かる統計学に誘われました。何か胡散臭いなと思い(笑)、どうせ最後に洗剤か鍋でも買わされるんやろうと。全力でケナしてやろうと模索していると、ケナす前に追加メールで「占いや宗教と違うよ」と(笑)。流石に自分の性格を良く分かってくれてるなと思いしました。まあ誕生日で生き方が分かれば苦労しませんが、47歳のおっさんが統計学のおっさんから、今さら生き方のアドバイスをもらっても・・・。もし店をもっと流行らせたいとか、自分が調理師の仕事に疑問点があるなら、それは同業者の先輩や友達、プロのコンサルタントに相談します。女性なら仕事の継続、結婚相手、出産、子育て、二人目生むか、義理の親との同居とか、人生の選択肢が多いから占いやアドバイスが好きなのは分かりますが、男は仕事が決まれば結婚しようが寿退社する選択肢なんてありません。どうしても行く事になったら、黙ってオカンの誕生日でも言ってアドバイスを聞こうと思います(笑)。それで30年調理師をやっている自分に向かって、この誕生日は調理師に向いてないで
すって言ったら信用します。逆に今さら向いてないって言われても困りますが(笑)。大物芸能人の前世を輩が気を使って、織田信長の生まれ変わりと言ってるのと同じで、その人の身なりや社会的地位、経済面を見ての後付けが可能です。証明する手立ても無いし、言ったモノ勝ちです。こんな事ばかり言ってたら、またプラス思考じゃ無いって怒られそうです(笑)。

ソテーした野菜を20分程トマトソースで煮込みます。10月も晴れ間が多いので、茄子、玉ねぎ、ピーマンもまだ勝山で収穫出来ます。香り出しのニンニク、鷹の爪も勝山で取った安心野菜です。

前回はレアチーズだったので、今回はスフレチーズケーキにしました。