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2016 / 12 / 24  17:30

心と体 Yogaコラム Vol.22 ストレス対策とダイエット、ヨガの関係その①

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大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。

ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

ヨガは心と体に響くツールですが、初回のお客様方へのアンケートを拝見すると、女性陣の多くはヨガを始めたいと思ったきっかけの一つにダイエット効果を挙げています。

今日は皆様が気になるヨガのダイエット効果についてです。

 

考えられる効果についていくつか挙げてみます。

1.深い呼吸による副交感神経の刺激⇒ストレス対策・自律神経のバランス

  キーワードは自律神経、コルチゾール、セロトニン

2.内臓機能の活性化による代謝アップ 

3.インナーマッスルの刺激による代謝アップ

4.有酸素運動による脂肪燃焼効果

などが考えられるのかなと思います。

 

本日は 1.自律神経と太りにくいカラダにについて

あなたが今より少し痩せたい、体を絞りたいと思ったとしましょう。思いつくのは運動や食事制限ですよね。

でも、激しい運動や厳しい食事制限をしなくても、自律神経を整えることは太りにくい体づくりに大いに繋がります。自律神経についてはこちらでも記事にしています。

こちらもご参照ください。

 

交感神経と副交感神経。 このバランスが崩れると自律神経は乱れやすいと言われています。今の日本の20代~働き盛りの40代・50代まで、自律神経が乱れやすい状況にあると言えます。なぜなら1日の生活で交感神経が優位な状態の割合が多いことが挙げられます。

 

私たち現代人は、時間に追われながら家事をしたり、仕事をしたり、勉強したり。会社勤めであれば仕事も長時間にも及ぶこともしばしばです。長時間の同じ姿勢や悪い姿勢は身体へのストレスを与えています。複雑になった世の中、仕事や人間関係の精神的ストレスも誰もが少なからず抱えています。暇があればスマートフォンやパソコンでゲームや情報収集にネットショッピングにSNS。夜遅くまでパソコン画面もしくはテレビを見ていたりして、脳に刺激(=脳の緊張・ストレス)を与えている時間が多くなりがちです。

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これらはみな、交感神経を刺激するもの。そして、悲しいことに40代ともなると副交感神経の活動レベルまでも下がってしまうというのです。

 

交感神経が優位な状態が長時間続くとどうなるかというと・・・

・血流の悪化や冷え⇒ 

・代謝の低下⇒

・消化不良により体内に未消化物が溜まりやすくなる⇒

・便秘や肌荒れの要因にも⇒

・心や身体の不調・心身のバランスが崩れる

このようなことは、太りやすくなることにも繋がります。歳を重ね、基礎代謝・活動エネルギーも少なくなった上にダメ押しで、自律神経が乱れると太りやすくなるという結果に。

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 でも落ち込まないでください!交感神経と副交感神経をバランスよく働かせることが大切!

 

こうした脳や身体の緊張状態・交感神経が長時間、過剰に優位になっている状態を改善する工夫をすればいいのです。ヨガのクラスの後、すご~く眠たくなったこと、ありませんか?

 

「眠くなった」のは副交感神経が働いた証拠。全身をゆっくりじっくり使い、こわばっていた筋肉がほぐれることで副交感神経が働きやすくなります。ヨガの深い呼吸もまた、副交感神経を優位にする、もっとも簡単な方法です。

 

副交感神経が優位になると・・・

血管が拡張して血流が良くなる⇒

老廃物もしっかり排出される⇒

栄養や酸素が身体の各細胞に届きやすくなる⇒

各組織・細胞の修復がスムーズになり、代謝もUP⇒

普段と変わらない生活をしていても脂肪を溜めにくくなる!!

 

このように、あなたの身体が本来持っている力を目覚めさせてあげることで、自然と太りにくい体づくりに繋がります。今のあなたにあった体重、活動のしやすい体重、あなた本来の生命活動がしやすいカラダに落ち着いていきます。身体には自然治癒力・免疫力などあなたを健康に導くために必要なチカラ・エネルギーがもともと備わっています。そのチカラを、発揮させてあげるために「ヨガ」は身体のこわばりをとったり、浅い呼吸を意識的に深い呼吸に変え、酸素やエネルギーを身体の隅々まで行き渡らせる・・・などをしている時間なんです。

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日常生活の中でもできることはあります。 

・時々、深呼吸をする。

・夜はゆっくりお風呂につかる。

・睡眠時間をしっかりとる。

 

身体と脳を休める時間をしっかり取りましょう。不調を感じている場合は特に、夜は脳を休める時間を意識的につくりましょう。

 

夜、副交感神経が優位になってリラックスすることは、安眠に繋がります。熟睡できれば寝ている間に成長ホルモンが多く分泌されます。成長ホルモンは、代謝を促す働きや脂肪燃焼にも役立つホルモン。また組織の修復を行いますので、細胞を活性化し若々しさを保つのにも大切な働きをします。ですから質の良い睡眠が大切とよく言われるのですね。

 

メリハリのある生活を心がけて、交感神経と副交感神経をバランスよく働かせることが大切です。ちょっとした心がけ。意識するのとしないのとでは、数年後のあなたに大きな差が生まれるかもしれません!

 

次回は「ストレス対策とダイエット、ヨガの関係その②」

コルチゾールやセロトニンについて の予定です。