ゴールデンウイークも残り3日となりました。今年も例年通りボチボチの仕事量です。子供も休みなので昼からレッサーパンダを見に行ったり、焼き肉大会をしたりと仕事とプライベートの時間が調度です。日曜日はまた13名様のお客様なので、今日から仕込みを頑張ります。一人で13人を見るなんて普通じゃ絶対ありえませんが、オープン当時からのプランなのでそのまま受けています。メニューの組み立てから当日の段取りまで抜かりは無いとは思いますが、それでも失敗は許されないので気は張ります。今まで料理が遅いとか冷めてるとか言われた事はありませんが、一回でもクレームがあれば二度と予約を受けないくらいの気持ちでやっています。多分そんな料理ならお客様の方から来なくなるはずなので、予約の電話があるのはプレッシャーでもあり、嬉しい面もあります。

昨日の夜はフルコースのお客様でしたが、量は少なめのご希望でしたので食材のランクを少し上げて対応しました。ここ最近、急に暑くなってまるで初夏なので、メニューも急遽変更しました。一口のスープが新じゃがのヴィシソワーズ、前菜盛り合わせ、スパイスを効かせたフレッシュトマトソースの魚介のヴァプール、国産牛ミスジ肉のグリル、デザートはチョイスです。当日のお電話だったのでデザートはストックの物になりましたが、それ以外は昼めしも食べず準備に追われていました。パン、ドリンク、税込で4800円ですが、もっとグレードアップしてほしいとか、魚の代わりにパスタにしてほしいとか、ご希望があれば可能な限り対応させていただきます。

ランチタイムが終わってからワックスかけです。天然のパイン材の床も手をかけてやらないと傷む一方なので、テーブルを動かして半分ずつ乾かしながらの作業です。普通の匂いのキツいワックスと違い、グラノスは天然成分で匂いも無いので店内で使うのに重宝します

木の家は見た目は洒落ていますが、メンテナンスに手間がかかります。それも込みで楽しんでしまえば苦にはなりませんが、なかなか重い腰があがらないのも事実です。真夏の強烈な紫外線で木のダメージを和らげるのと、防腐と虫よけと見た目の意味もあるので頑張ってペンキ塗りです。スライドショーの店の外観はオープン前の写真で、今は少し薄汚れているので天気のいい日にやっつけてしまいます。あまり外気が暑すぎても湿度が高すぎても作業に向かず、ゴールデンウイークぐらいの気候が木にも人にも調度です。たまたま裏のスエーデンハウスのご夫婦も同じ日にペンキ塗りをされていて、自分は一人寂しく作業です(笑)。人それぞれ得意分野があるので、嫁にはパソコン関係の仕事を頼んでいます。店の入り口と同等のドアが4枚、両サイドにある柱が4本、窓枠が店側が6枚、家側が２階込みで12枚、ラスボスにウッドデッキで6時間かかりました。実際ペンキを塗る作業はあまり経験はありませんが、コツみたいなものは何となく分かります。大胆かつ繊細に、怖がらずそれでいて細心の注意を払いながら作業するのは料理にも通じるところがあります。仕事じゃ無いし、商品として売るわけでも無いので気楽なものです。ガキの頃に習字教室や絵画教室に通ったり、プラモデルのペイントなどしたことも少しは役に立っている気がします。

合わせ塩を刷り込んで一日かけて余計な水分を出し、オリーブオイルとディルでマリネします。市販のサーモンマリネとは香りが違います。