昨日の休みは一時間程車を運転して、雪深い大野に行って来ました。新しい高速道路のような道も出来たので、快適なドライブでリフレッシュ出来ました。雛人形が何百体も飾ってあったり、今週末は冬の花火大会もあるみたいです。朝早いと七間市や大野城の天空の城みたいなのも見られるかもですが、昼から行くと店が臨時で閉まっているのも緩くて良い感じです。帰りにまた車の試乗ですが車の進歩かカメラの進歩か、前の車を自動追尾したりハイビームを自動調整したりシートが温まったり目からウロコです。今のところインプレッサで考えていますが、先立つものがありません(笑)。車が無いと生活出来ない田舎には、何か優遇措置が無いのかと思ったりします。転勤のある公務員には寒冷地手当があって、灯油代程ですが無いよりはましです。もう一台もそろそろ考えないといけない年数なので、どうやら一生コックを引退出来ないようです(笑)。

写真左上から時計回りに、スナップエンドウ、新ジャガイモ、人参とミニ大根のグラッセ、ホタルイカ、タコ、サーモン、聖護院大根のレモンマリネ、ガトーショコラ、スフレチーズ、イチゴ、根付きのベビーリーフ、シャラン産鴨胸肉、日南鶏もも肉のガランティーヌ、生ハムコッパ、オリーブ２種、赤海老、マグロ、真鯛のフライ、ハンバーグのトマトソース煮込みとラタ、ベーコンと玉ねぎのキッシュロレーヌ、和牛ロース肉とシャンピのシャリアピンソースです。勝山で作ったご飯が付いて税込み2,500円になります。細かい所にプロの技は入れています。ある意味、調理技術の集大成が弁当に現れます。ホタルイカやエビの下処理、鴨や牛肉の火入れ具合、デザート作りやそれぞれの食材の塩の効かせ方や時間など、基本を勉強していないと仕上がりは全く別物になってしまいます。

早起きして弁当作りです。内容はまた後日書いておきます。

近所でレストラン用に野菜を作っているらしく、サンプルで色々いただきました。ガブも生が美味しくて、食感が柿か洋梨のようなみずみずしさです。美味しいのは間違いないですが、他のレストランも使っていてウリにならないので、うちは勝山の野菜でいこうと思います。サンプル野菜はありがたく使わせてもらいます。

福井にいると冬はなんと言ってもカニが食べたくなります。セイコ蟹は大体1月いっぱいで終わりなので、ズワイがメインになりますが、コース料理だと1万から3万までと中々ハードルが高い値段です。嫁は先生繋がりで接待カニ料理を食べたことがあるらしく、一度は自分も3万コースを食べてみたいです。他県から来た人を接待する場合、やはり福井の郷土料理が食べられる店になると思います。そう考えれば居酒屋さんとかに比べると、フレンチレストランは不利な気がします。うちの強みは何なのか考えると、自宅兼なのでテナント料がいらないのと、人を雇っていないので人件費の分を料理の原価にかけられます。料理の原価はだいたい22％～28％なんて店が多いですが、人件費+原価(CL値)が65％で考えると極論ですがうちの店は原価を65％までかけられる事になります。自分が好きでやり出した店なので、原価で料理の制約がかかるのは出来るだけ避けてクオリティーの高い物を提供したいと考えています。