9年間使った網の目のカトラリーケースがボロボロになって来たので、木製の物に切り替えることにしました。京都の雑貨屋やネットなど見て廻りましたが、結局は近所にある業務用店舗で取り寄せてもらいました。店の備品を福井の雑貨屋やニトリで買っても充分使えますが、これはあそこで売っていたとかどこかで見たとか興ざめするような会話は自分がイヤなのでしっかりしたものを使うようにしています。

この間は自宅兼住宅の10年健診で隅から隅まで2時間見てもらいましたが、特に何事も無く終わりほっとしています。ただ外壁は一度プロに頼んで塗った方が長持ちすると言われ、メンテナンスしてもらう方向で検討しています。一度ウッドデッキや玄関扉や窓枠など店と家の2軒分を塗りなおしましたが、やはり素人1人では6時間以上かかりヘトヘトになったのを覚えています。今回は2回の屋根に上らないと無理な部分もあり、素直に業者に頼んだ方が良さそうです。24時間換気していて窓を開ける事が無いので網戸も無く、エアコンをずっとつけっぱなしの方が電気代が安くつくのを実感しています。今年は暖冬な事もあり店は20度で厨房のエアコンは使用せず、家側はオイルヒーター1台で事足りて電気代も助かります。ただCMや雑誌などでエアコン1台で家が丸ごと温まり、風呂場や脱衣所なども温度差が無いと言うのは絶対ウソです。それを嫁に言うとうちは自宅兼で作り方が特殊だからと納得していますが、モデルハウスの室外機がいくつあるか数えれば分かる話です。メンテナンスの担当者に聞いてみると、やはり現場と広告を打つ部署の乖離があるとの話でした。実際住んでいる人間の意見がそう感じているのに、広告ではエアコン1台でなんて現場の人が一番クレームを受けるようです。もちろん毎年当たり前のように35度越えするなんて想定していなかっただろうし、お偉いさんも少し現場の人間の意見を聞いた方が良さそうです。

班長と言う名の役職で最近集まりが多いですが、民主主義の良い所と悪い所が良く分かります。福井市の中でも舟橋東と言う小さな集まりで、この辺りだと新田塚や明新などが古くから人も住んでいてメイン所になります。何をやるにも決めるにもお伺いを立てバランスを考えてばかりでは何も決められず、今から考えれば学校のおかしな校則もこんな感じで大人が決めたのかと思いました。靴下は白のみと決めた方が分かりやすいし、ラインが1本入ったら何故ダメなのかみたいな学生の論理は大人の都合で消されていたのかも知れません。歩道用の除雪機を買うにしても全員の意見を聞いたうえで、誰が管理するのか燃料は誰がどこで補充するのか中々難しいです。今回のウイルスでもあの時外国人旅行者を止めて置けばと結果で言うのは簡単ですが、消費税アップをインバウンドとオリンピックでチャラにと考えていればいくら一強政治でも民主主義では出来かねます。独裁政治が良いとは言いませんが、歴史を見てもやはり物事が動く時は強烈なカリスマが出て来ます。町内会の集まりで天下取りみたいな自己顕示欲を出す人もいないので、毎回緩い感じで何も決まらないのがある意味平和なのかも知れません。しかしオーニングの汚れが気になります。一度洗ってみましたが、周りの緑が雨にさらされ苔のように貼り付いて全然綺麗になりません。新しいオーニングは少し汚れの目立たない色に変えようと思います。

早いもので自宅兼住宅を建ててからもう10年になり、同時に店のオープンから9年と分かりやすい節目になっています。特にガタが来ている部分はありませんでしたが、やはり取り切れない汚れとか古びた感じは出て来ました。少しずつ部品を交換したりメンテナンスしないといけませんが、それ用の予算をしっかり組んで店側も綺麗に保たないといけません。取りあえずオーニングは昨日発注しておきましたが、軽く10万は越えて来るのでしばらく外食を控え大人しくしておこうと思います。

本当は13日に放送予定のはずだった日本人初の三ツ星シェフの特集が、昨日の夜に放送されていて見逃さずに済んで助かりました。料理は見た事のあるものでしたが、生い立ちや21歳で単身フランスへのチャレンジなど素直に尊敬してしまいます。食うや食わずで働くところが無く栄養失調まで行ったようですが、見つけた修業先は南フランスの三ツ星店とはどう言う経緯なのかは分かりませんでしたが・・。紹介やツテ無しでアジア人が働けないのは昔の話のようで、今は先人たちが頑張ったおかげで日本人も仕事をさせてもらえるようになったのかも知れません。