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2025 / 07 / 07 00:02
定休日です
毎週日曜深夜の晩酌タイムですが、今日も予定は無いので夜更かし中です。令和7年7月7日は有給を取ってまで〇ハンの抽選を受けるパチ〇カスであふれ、40年やっている自分は逆に興ざめしてしまいます。自分が憧れたのは店側が暗黙のイベント日だからブン回せと店に勝たされるのでは無く、サンダル履きでふらりと店に行って良台を掴んで夕方にはあがり、その日の居酒屋代だけ出れば良いと言うスタイルでした。バブルの頃とは違い今は店長のインスタとか、旧イベ日のチェックなど店に行く前から店側の思うままに誘導されるのも面白くありません。今日は逆に庭の草むしりや買い出し、仕込みに時間を使おうと思いますが、考えて見ればうちの店も15年目に入ってオープン当時とはかなり違う形になりました。デフレ真っ只中の2011年にオープンする事を決めましたが、景気が良くなるまで待てとか、厄年の前後は辞めとけとか色んな意見をいただきました。オープン2週間前の大地震で流通が乱れ、予定していた段取りも狂い少しバタバタしました。こんな時期にお祝いの花を貰って良いのかと思いましたが、うちのパートさんが福島にボランティアに行ってくれたので少し気が楽になりました。オープンしてからは昼夜ともフル稼働で、嫁も仕事が遅くアメトークを見ながら晩ご飯なんて生活が2年ほどありました。結婚してから7年子宝に恵まれず、庭で山羊でも飼うかと言っているとまさかのサプライズ。ただ子供が出来るとどちらもフルで働くのは無理があり、残業無しでは帰れない嫁の仕事はそのままで自分が譲る形になりました。ランチが終わってから子供の習い事の送り迎えや食事の準備に追われ、夜の営業にも差し支えがでるようになりました。時間が合わず可能な限りずらして貰ったり、子供が熱を出して泣く泣くお断りしたり・・・。夜は完全予約制にした事でパートさんのシフトも組めず、ワンオペにシフトしたものの厨房はそんな形で作っていないストレス。そうこうしている内にマスク生活が3年間始まり、お上から店を開けるなと言われ朝起きて何もやる事が無い生活です。コロナが明けしばらくは跳ねっ返りで忙しくしていましたが、今度は戦争や世界情勢で物価高に振り回されました。オープン当時はプリフィクススタイルで、前菜3種、メイン3種から一つずつ選んでもらい、パンコーヒーが付いて税込み1300円でした。ワンオペでは予約分の前菜だけ先に盛り付けないと回らないので、前菜盛り合わせ+メイン5種からチョイスで1950円です。さらにプラス料金でメイン差し替えが9種類ありますが、これもその分原価が高いだけでオーダーが通ったから自分の取り分が多く残る訳でもありません。兎に角物価の上昇が急過ぎて、コーヒー、卵、チョコ、油、小麦粉に加え、温暖化で野菜類や魚介類がオープン当時の2倍近くなっています。ラーメン屋さんが1000円の壁とか個人飲食店がバタバタ消えて行く中で、もし今から店をやるかと言えばかなり悩むと思います。取りあえず期日前投票は行って来ましたが、少子化、社会保険料、年金などまるで明るい未来が見えず、マインドが30年間変わらないままです。それでも人世一度きりなので、やらないまま終わるのは凄く後悔が残ったと思います。自分もタイミングが合わず行けなかったフランスでの修行を今でも夢に見ますが、家族がいると自分だけの夢を追うこともまた難しいと感じます。どんな個人事業も家族の協力無しなんてほぼ無理ゲーで、収入面の不安定さや長時間労働によるワンオペ育児でパートナーのストレスが増えるのは容易に想像出来ます。疲れて仕事から帰っても子供の動いている姿も見れず、嫁と顔を合わせればグチを聞かされ家に帰るのがイヤになります。コロナ過に調理師ばかりのリモート呑み会をしましたが、3人全員が店で寝泊まりして家に帰っていませんでした。通勤時間も削れるし、ここが一番落ち着くと(笑)。一人身ならどうなろうが自己責任で済みますが、家族が納得いく形でスタートしないと愛想を尽かされかねません。
