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2025 / 05 / 25 07:57
5年
人世の中で死にものぐるいで頑張らないといけない時期があると言いますが、勉強する人なら学生時代とか受験前とかになると思います。社会に出ても遊びたい気持ちは分かりますが、頑張った時期や実績が無いと人世の中で心の支えと言うか芯が無くて常に疑心暗鬼になってオロオロしがちです。料理の修行なんてバカバカしくて時間の無駄だと、ユーチューブで独学でやった方がタイパが良いと言う人もいます。自分も今の時代なら専門学校なんて行かないでしょうし、タイパが良い事に異論はありません。ただ、それで調理場に立ってお客様からお金が貰えるかと言えば、そこには疑問が残り何か不測の事態が起こればオロオロ状態に陥ります。自分だけでは無いですがプロの料理師は修行と言われる時期があり、それこそ始電から終電まで週一の休みでなんて当り雨にやっています。若いから体力気力とも充実している事もあり、3年から5年くらいは料理に集中する時期が将来への貯金となります。あれだけ頑張ったからどんなアクシデントが起ころうとも動じなくなり、いくらオーダーが重なった所で自分の中に芯があればうろたえる事はありません。クリスマス、正月、桜、ゴールデンウイーク、祇園祭、大文字焼き、紅葉など16歳から経験していれば、あれ以上の忙しさはそうそう無く、大阪、神戸で働いても何も臆する事はありませんでした。大阪でも3年ほど集中して働きましたが、当時は携帯も無いのでその時期の流行り歌やドラマなどは全く見ず聞かずで今でも空白のままです。それでもその時期に芯を作れたから今があると思いますし、決して無駄な時期では無かったと思っています。料理のテクニック自体はオープンになり、上下関係の中でしか教えて貰えない陰湿な世界では無くなったのは本当に良い事だと思います。趣味でやるなら独学やユーチューブで正解ですが、一生の仕事にするなら心の寄りどころが無いと怖い面もあると思います。
