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ミシュラン
ラーメン店で初めて一つ星を取った巣鴨の店が撤退するとニュースで聞きました。近隣住人に迷惑が掛かり過ぎて、オーナーも流石に参られたのでしょう。閉店ではないみたいなのでマンション一階のテナントでは無く、どこか郊外で大きくやられるかショッピングモールのような場所でも集客力は凄いでしょう。殺到するお客やミシュランやオーナーが悪いわけでも無く、ただミスマッチだっただけの話です。うちの店も来月にまた雑誌のフレンチ特集の取材を申し込まれましたが、流石に断る予定です。雑誌に乗せる事により忙しくなるのはいいのですが、子供が小さい事もあり対処できない事もネックです。それにフレンチ特集と言うのがそもそも損で、あの雑誌の読者層とうちの客層があっていないのは前回で結果が出ています。昔のベタなフレンチを知っている世代だからあえて崩しても、テクニックや知識は基本から外していない事も分かってもらえます。例えばレンズ豆のサラダやスープを福井の打ち豆に変えても、レンズ豆を知っている人なら面白いと思ってもらえますが、知らない人は打ち豆みたいなみそ汁の具をなんで高い金払ってまでと思われるでしょう。実際自分もフランスの三ツ星の前菜がしめ鯖には驚きましたが、客層が食通ばかりであえて出しているのを理解していないといけません。贅沢を言うなら日本人で予約してあるので、前菜の内容を変えてくれるとかはあつかましい要求かも知れません。何も知らなければ靴を脱ぐスタイルや、お箸で食べたり福井の食材を使うことに(これがフレンチか)と違和感を覚える人もいると思います。他にどこの店と交渉しているのか雑誌の企画者に聞くと超有名店もありましたが、その人もフレンチなんて言わずにあえて食堂とうたわれています。フランス料理の定義って難しいですが、敷居を上げるだけならあえて特集とかされてもデメリットしかありません。本場フランスのシェフが昆布やゆずや醤油や奈良漬けを使う時代に、こうでなければフランス料理じゃ無いなんて先入観など必要ありません。
