インフォメーション
毎年持て余す”赤”があります。
”アマランサス”です。
初めて収穫した時に、コップ一杯のせん別に8時間かかり、すぐに心が折れてしまい…以降、畑のスキマを埋める景観用植物として唯々、毎年種を引き継いでおりました。
アマランサスは”ビート”や”スイスチャード”と同じ、”ベタニン”という赤色素でアントシアニンとは異なりますが、色素と糖分が結びついた配糖体という意味では同じです。
これを緑肥、改め”赤肥”として畑にすき込む。
↓
そうすれば微生物も大喜び!
という寸法です。
私の畑=”腸”は米糠と鶏糞が主食なので、食物繊維が不足気味です(雑草が結構補ってくれてると思いますが)。
糖分と食物繊維に加えて、赤野菜の共通項である抗酸化作用を取り込めば”腸=畑”は若返る、という事になってしまうのです!
これにて「アカとユウキとポシブル」は、「赤肥の畑で有機野菜を育てれば、畑=腸が若返る可能性」を追求する、というコンセプトに軌道修正してみたいと思います。
失礼しました。
自然の中で樹木の葉はなぜ紅くなるのか?
調べた限りでは、太陽光による酸化のダメージから幹を守る為、葉っぱに糖分を貯めてアントシアニン(抗酸化物質)を作りだしている、と考えられている様です。
紅葉の赤の色素アントシアニンは”赤キャベツ”や”赤タマネギ”と同じ色素です。
着色する為に糖分を余計に消費するので、人が改良する赤野菜は小さくなりやすいのだと思われます。
”赤カブ”や”赤オクラ”は昔に固定化されているか、自然に赤く進化した品種ではないかと思いますが、上記の様な原理が働いているのかもしれません。
でも紅葉しない樹木もあるし、定説ではありません。
自分なりの仮説ですが、
アントシアニンは色素と糖分が結びついた物質なので甘味があります。
だから樹木が「微生物を誘き寄せる為のエサとして葉を紅くし、落とす現象」と考えられるのではないか?
逆に微生物から観た視点で考えると、もしかしたら「微生物の意思によって紅い葉が生産されている」のではないか?
人間がリンゴを栽培するのと同様に、微生物は紅葉を栽培している?
この時期に起こるもう一つの現象”落葉”は樹木が植物ホルモンを分泌する事で作用しますが、その植物ホルモンは根から作られています。
これは人間の感情に作用する脳内物質が腸で作られる事と似ている。
植物ホルモンは微生物によって産生されているとも考えられます。
よってまとめ
「微生物が冬を越す為に栽培されている貯蔵農産物、それが”紅葉”である」
と妄想えられるのです!
続く
農業を始めた当初から赤野菜をメインに作る、という考えがありました。
赤野菜は比較的に虫に強く、一般の農家もあまり作りません。
ニッチな赤野菜から有機野菜のシェアを開拓していく…
それが「アカとユウキとポシブル」のコンセプトである!
と言うつもりでいましたが…頓挫しております。。
需要が少ない事は当然なんですが、その前に上手く育たないのです。
赤キャベツは、通常のものより発芽当初から生長が遅く、セルトレイで一生を終えてしまう事も…収穫時もキレイな玉にならずに終わる事が多いです。
赤大根も、やはり通常よりひと回り小さく、商品にならない事も。。
金時人参に至っては、毎年種蒔きはするものの発芽すらせず、一年に五本も採れない。。。
パプリカは、赤くなる前に腐ったり、獣にやられたり…
赤野菜の多くは人為的な改良品種なので、種自体の生命力が弱いという可能性も考えられますし、全般に高エネルギーが必要な様に感じます。
そういう意味では化学肥料がてき面と考えられ、どうも有機栽培には逆に不向きという気がしています。
とりあえず野菜を作るという事は置いておき、なぜ野菜が紅くなるのかについて考えました。
続く
ー神の怒りによって大洪水が起こり、文明は滅ぶ。
しかしノアの箱舟に乗って生き残った者は再び一から文明を築き上げるー
ノアの箱舟は「種」、乗り込んだ者は「微生物」です。
大きな物語は、単に植物と微生物に纏わる出来事の描写だったりします。
腹から来る深い感動とは、お腹の中の微生物が共感をしているからなのです!
植物は微生物にとって家であり、集落であり、
野菜は微生物と人間の合作建造物であり、街であり、
そしてキャベツは微生物と人間の智慧の結晶であり、
「バベルの塔」であります。
(西洋的)神は微生物と人間の智慧の存在を許しません。
大気に焼かれるかの如く、蟲達によってズタボロにされてしまいます。
キャベツ(に限らずアブラナ科全般)はこの世に存在してはいられない植物なのです。
文字どおり「有り難い」存在なのです!
だからキャベツを100円で売らないでほしいし、買わないでほしいと思います。
農薬を使っていてもその重量分だけの価値があります。(ただしその分だけ土も疲弊させてるので、益々割が合わない)
「微生物と人の智慧の結晶、巨大要塞=キャベツ」を集客の撒き餌に使い始めた時から、農業は価値を失ったのです。
雨が続いています。
畑の耕運は疎かで、
蒔いた種もイマイチ発芽が悪く、
気持ちもドンヨリくもり気味です。
土が長い間乾かないと、微生物の活動は腐敗のサイクルが廻ります。
菌=微生物の良い悪いは簡単に、
湿った状態から乾く過程で増殖する=良い菌のサイクル、
湿り続けると増殖する=悪い菌のサイクル、
と考えるとスッキリします。(細かく見れば色々あります)
梅雨に人の急死が多いのは、悪い菌が増えるから。
夏に鬱にならないのは、良い菌の方が沢山増えるから。
土と人間の心身には等しく環境の影響が現れる、です。
野菜と人を健康に保つには、土と腸内の常在菌を前持って増やしておく事です!
…でも失敗しました、、
今年の秋作に元肥を入れなかった畑では発芽もすぐに枯れてしまいした。
微生物だけじゃダメなのです。
微生物の餌が必要だったのです!(当たり前かorz)
前持って肥料を施した土では発芽の生存率が高いです。
肥料は良い菌の為の餌です。ナマモノ等は悪い菌の餌。
即ちしっかり栄養を摂って良い菌を増やしておけば、
人の心身も調子を崩さないのではないかと思います。