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2018-03-30 21:02:00
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マルチ挟んで右と左の畑は違います。

写真だとわかりませんが…右はサラサラ、左はゴツゴツ。

どちらも初年度に借りましたが、地主さんが異なり、

右畑は雑草だけ刈られて長年放置されてていました。

左畑は前年まで地主さんが畑として使っていました。

 左は1年目はよく育ちましたがその後があまり調子が良くありません。

地主さんが毎年綺麗に扱っていて、草一本生やさないように管理していたので、お借りして4年目のいまでもあまり草が生えないのです。

 

最近ようやくいい土質と悪い土質の違いが分かってきたのです。

地主さんがキレイに草を生やさない様にしていた畑ほど、固く乾燥して何となく死んだ土質をしています。

草を生やさない様にしているとそこに生息するはずの微生物もいなくなってしまい、畑ごと再生力を無くしてしまった。。。ような気がする。 

写真左の畑は(地主さんに文句はありませんが)化学肥料も除草剤も使っていました。

一年目は残肥によってよく育ったのでしょう。

 

私はあまり自分を信じません。

でも、畑は年々良くなっている…気がする!

微生物のおかげです!もしくは、自分の思い込み…

 

畑への愛は

「自分が増やしてきた菌の繁殖量」もしくは

「自分が関わってきた畑との時間=記憶の貯蔵量」です。

 

現代人に愛が足りないのは、きっと腸内微生物が足りないからです!

もしくは、他人との関わりが薄いからです。。

とりあえず野菜を食べましょう。 

 


2018-03-20 09:30:00

 長野市七二会という土地に就農して4月から4年目になります。

 

就農当初、自分のようなモヤシが農業で自活できるのかとても不安でしたが、3年目にしてなんとか生きていけるのでは…というメドが立ってきました。

社会復帰がそこそこの目標であった私には「自給自足の農的暮らし」も「悠々自適な田舎暮らし」も興味は無く、夢など全くありません。

 只々、人間らしさや活き活きとした人生を取り戻したく、日々独り、足掻いています。

 

有機農業は何やら胡散臭いといった空気も感じるかもしれませんが、自然科学や生物学や歴史や文化や哲学や。。色んな人間と植物と微生物の智恵が詰まっています。

時にキレイ事を言いたくなる事もあるし、哲学者被れになる事もありますが、 性根は凡俗人です。

金が欲しい、彼女が欲しい、夢が欲しい…と煩悩に悩まされながらも、楽しいから従事していられるのだと思います。

 

私には未来へ農業を引き継げるかわかりませんが、価値がある事を伝えられれば良いなと思います。

 

今後ともよろしくお願いします。<(_ _)>


2018-03-13 18:41:00

種子法問題、一枚にまとめました。

 

野菜の種は民間に委ねた現在、90%が外国産になっているそうです。

穀物の企業独占は世界中で起きています。

発展途上国だけの話では無く、欧米でも。 

グローバル化は種に限らず、利便性と引き換えに多様な価値を失うという事です。

日本は何処でこの流れから転換するのか?という問題な気がしますが。。

 

とにもかくにも、農業と食べ物は重要です。

pdf 種子法廃止問題とは1-1.pdf (0.43MB)


2018-03-03 06:50:00

農業を始めて以来、自分にはいつ思想が産まれるんだろう?と悩んできました…

一つ、わかりました。

お腹の中にいる微生物がそれを決めていたのだという事を!

 

腸内には善玉菌と悪玉菌以外に日和見菌という菌が存在します。

善玉は体の内部を良くしようという働きで、悪玉は増えすぎると体調を悪くしますが、外から来る菌をやっつける働きを持っています。

日和見菌はそのどちらかに味方して助ける働きです。

善と悪の対立の構図にしてしまうと、悪玉菌は悪い菌、日和見菌は意思の無い菌(よくジャイアン、スネ夫に例えられます)に見えてしまいますが、悪玉の役割を考えると排除しきれない外敵を日和見菌が援軍で助けるという役割を担っているのだと考えられます。

 

腸は第二の脳と言われます。

腸は脳を介さず身体に指令を与え(反射神経)、かつ腸の微生物は脳内物質ドーパミンとセロトニンを作ります。

甘いものを食べた時の快感は、腸内微生物が「ソレもっと欲しい」と脳みそにせがんでいる状態と考える事もできます。

腸内微生物は共生してるどころか人間の意思なのです(推論)
 
 
自分の意思が微生物の量で変わるなら、そして現代病が腸内微生物の減少によって引き起こされるなら、悩む必要はありません。
 
「唯、野菜(たまに肉)を食べれば良い=作れば良い」のです!

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