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雨が続いています。
畑の耕運は疎かで、
蒔いた種もイマイチ発芽が悪く、
気持ちもドンヨリくもり気味です。
土が長い間乾かないと、微生物の活動は腐敗のサイクルが廻ります。
菌=微生物の良い悪いは簡単に、
湿った状態から乾く過程で増殖する=良い菌のサイクル、
湿り続けると増殖する=悪い菌のサイクル、
と考えるとスッキリします。(細かく見れば色々あります)
梅雨に人の急死が多いのは、悪い菌が増えるから。
夏に鬱にならないのは、良い菌の方が沢山増えるから。
土と人間の心身には等しく環境の影響が現れる、です。
野菜と人を健康に保つには、土と腸内の常在菌を前持って増やしておく事です!
…でも失敗しました、、
今年の秋作に元肥を入れなかった畑では発芽もすぐに枯れてしまいした。
微生物だけじゃダメなのです。
微生物の餌が必要だったのです!(当たり前かorz)
前持って肥料を施した土では発芽の生存率が高いです。
肥料は良い菌の為の餌です。ナマモノ等は悪い菌の餌。
即ちしっかり栄養を摂って良い菌を増やしておけば、
人の心身も調子を崩さないのではないかと思います。
暗い森を抜けたその先は、パプリカのトンネルでした。
パプリカはリンゴの味に似ています。
だからリンゴの様な苦労もします。
今年は干ばつの為、生長が遅く果実も小ぶりで、かつ栄養不足による尻腐れも多発してます。
また未熟な状態から赤く完熟するまでの間が長く、虫に食べられるので一般的には農薬が欠かせません。
研修時はハウスの中で栽培しましたが、去年一昨年と少しずつ露地栽培を試して「数打てば当たる農法、イケる!」で、今年は倍の作付けを行いました。
そうしたら尻腐れと虫喰いに続き、ケモノの食害に…もうすぐ完熟する大きいものから次々と餌食になっていきます。
人気の無い樹々の繁みの先から一直線にパプリカを植えてしまった為、夢の獣道(ケモノにとって)ができてしまいました…
今年のパプリカはそんな環境の中で生き延びた「強運のパプリカ」です!