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ナバナが青い理由は“チッソ”が十分効いているからです。
追肥すると植物は若返りします。
化成肥料のチッソは追肥しやすく、長く収穫する事ができますが、調整しやすい一方、過剰になりやすく、酸化して腐敗や環境汚染の原因にもなります。
有機肥料ではチッソ以外の色んな成分が混ざっていて、効果も遅く、また虫を呼び込んでしまう為、有機農業ではあまり追肥には使えません。
ナバナの茎が赤紫色になる理由はチッソ不足による老化現象です。
老化すると抗酸化物質を出して、赤紫色に変化します。
着目してもらいたいのですが、
「若化という現象は酸化(老化)物質を産生」し、
「老化という現象は抗酸化(抗老化)物質を作る」
のです。
どっちが正しい?という問いじゃないんです。
自然は老若さえも偏ったら調和しようとするのだ、と。
日本人は、見た目の若さを特別、気にします。
それが“まだ”自然です。
でも今後10年,20年先、見た目を気にしているか?
平均年齢が60歳を超えるのにです。
そこに価値を感じているだろうか?と。
おそらく、外見よりも中身を重視する様に変質するんじゃないか、と思うのです。
人間体内の微生物を含めた群体の意思として。
そこに機械化がどれだけ対抗するのか?ありますが…
映画の「マトリックス」の世界が一番近いのは日本です。
機械に身を委ねたら、自然と腐敗するんです。
我々日本人は勇気(=有機)を持って立ち上がらねばならない!
という事になってしまうのでした。
(これは有機農業の宣伝です。政治的な示唆ではありませんので御了承下さい)m(__)m
「米を利用して加工された粉」ー
それはメリケン粉では無く、米糠ボカシです。
米糠ボカシは米糠と籾殻に土着菌を混ぜて発酵させた資材です。
米糠でなくても有機物を発酵させればボカシ肥料になります。
肥効が穏やかになる事から「ボカシ」と名付けられたのだとか。
有機物は分解不十分だと、植物が炎症を起こしてしまう可能性があるので、微生物に間に入ってもらう事で吸収できるモノになります。
米糠の発酵の場合は、コウジカビが主役になります。
カビは場の支配力が高く、微生物の重さを測るとカビが7割あるそうです。(個体数は細菌より少ない)
だからまず善玉のコウジカビに場を制圧してもらい、悪玉を入れない様にします。
只、発酵食品の工場では一つの菌以外は容れない為に無菌の空間の中で作りますが、農業に活かすには現実的ではありません。
むしろ菌の多様性を意識する事でバランスが取れると考えます。
中には有害なカビもいるであろうし、他の色んな種類の菌が入ってきます。
善玉党員に質量多数を占めてもらい、政事をリードしてもらう事で人間よりの秩序が畑の中でも保たれます。
土着菌は野草や野菜から採取しますが、旬の野菜やハーブ以外にも、無益っぽいものも含め多種類、採ります。
全ての菌は発酵による温度でふるい分けられ、人間ヨリすぐりのエリートが“ボカシ”として、畑を人間の腸へと近づけていきます。
“ボカシ”は人間が自然を手なづけるための㊙︎装置です。