インフォメーション

2019-04-08 07:06:00
image.jpeg

「米を利用して加工された粉」ー

それはメリケン粉では無く、米糠ボカシです。

 

米糠ボカシは米糠と籾殻に土着菌を混ぜて発酵させた資材です。

米糠でなくても有機物を発酵させればボカシ肥料になります。

肥効が穏やかになる事から「ボカシ」と名付けられたのだとか。

有機物は分解不十分だと、植物が炎症を起こしてしまう可能性があるので、微生物に間に入ってもらう事で吸収できるモノになります。

 

米糠の発酵の場合は、コウジカビが主役になります。

カビは場の支配力が高く、微生物の重さを測るとカビが7割あるそうです。(個体数は細菌より少ない)

だからまず善玉のコウジカビに場を制圧してもらい、悪玉を入れない様にします。

只、発酵食品の工場では一つの菌以外は容れない為に無菌の空間の中で作りますが、農業に活かすには現実的ではありません。

むしろ菌の多様性を意識する事でバランスが取れると考えます。

中には有害なカビもいるであろうし、他の色んな種類の菌が入ってきます。

善玉党員に質量多数を占めてもらい、政事をリードしてもらう事で人間よりの秩序が畑の中でも保たれます。

土着菌は野草や野菜から採取しますが、旬の野菜やハーブ以外にも、無益っぽいものも含め多種類、採ります。

全ての菌は発酵による温度でふるい分けられ、人間ヨリすぐりのエリートが“ボカシ”として、畑を人間の腸へと近づけていきます。

“ボカシ”は人間が自然を手なづけるための㊙︎装置です。