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2016-06-28 06:01:00
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農薬を使わないキャベツは通常、他の野菜と比べても特に虫の食害に遭いやすく生き残る事が簡単ではありません。

不織布トンネルでシェルターを作り自然から隔離させる事によって、ようやく商品のキャベツとして出荷できます。

 

去年使用した不織布に穴が空いていたり、作業が追いつかず被覆した頃には卵を産み付けられていたりで今年は1,000株のキャベツが被害に遭いました。

私自身の経験不足と管理の甘さのせいでもありますが、資材と手間のコストは決して安いものではありません。

春から6月までの葉物野菜はほとんどがこの方法で生かされています。

 

自然のままでは無農薬野菜は商品として成立しません。

だから農薬や化学肥料も必要になるわけですが…

たかがキャベツといわず、野菜の価値を日本の消費者に見直してもらいたいと私は思います。


2016-06-20 05:11:00
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ちょっとケバケバしいが感じもしますが多様性の鏡、スイスチャードです。

色合いもそうですが、大きさや部位によって料理の仕方も様々です。

食味は葉はホウレン草、茎はセロリに似ており、

葉をおひたしに、茎をスティック野菜の様に食べるのが

シンプルな食べ方と思います。

他にも大きい葉と茎はしゃぶしゃぶや肉巻き、ロールスイスチャード、や炒め物に、小さいモノは生サラダにと色々工夫できます。

有機的であるとは多様であるという事。

スイスチャードは今の「時代の旬」なのです。

 


2016-06-17 02:32:00
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先週は東京の勝どきで開催している太陽のマルシェに出店しました。

東京は人口が多い。だから売れる!…とはいかない様です。

他の出店者の方々は店の雰囲気や接客方法、野菜の種類、ポップ等全てが洗練されています。

田舎からやって来た農家丸出しです(Iターンなのに…)。

しかし農薬などに対する安全意識の高い人も多く、安売り競争にはならない、珍しい野菜が売れる等、潜在需要の高さも感じました。

また挑戦したいと思います。


2016-06-05 01:27:00
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大分伝えるのが遅くなりましたがサヤエンドウが採れています。

地場以外ではあまり絹さやエンドウは見かけなくなりました。

理由は収穫の手間が尋常ではないからかもしれません。コスパが非常に悪いです。

表示してませんが勿論無農薬です。サヤエンドウはアブラムシがイッパイ取り憑く為、それを目視で取り払って収穫します。

私はサヤエンドウが好きなので今年は種撒いてみましたが資本主義経済においてはいつかこの世から消えていく作物かもしれません。

値段が安いのも今のうち!来年はもっと上がるかも…今がお買い得です!


2016-06-04 12:08:00
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「ゆっくり育って身が締まった大根」…よく言えばそうですが、逆に言えば「カタイ大根」という事。

sibaenn.の畑では今の所、大根とカブがキレイに育たず肌荒れで表面が硬くなりがちです。

保存が効くとか煮崩れしないという長所もありますが柔らかさと見た目の美しさの点では先輩方の作るカブ大根に劣ります。

ウチの野菜の弱点は「軟らかさ」がないという事。軟らかさは美味しさの重要な要素、間違いなくそうですが硬さは噛む事の喜びでもある…日本人の味覚はとても鋭い方ではないかとも思いますが、同時に生物としては退化してるような気もします。 

もっとしっかり噛みましょう!…と主張したい。。


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