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私は思想なき空っぽ有機農家…知識は後入れです。
ご容赦ください-_-b
最近、「nagano農と食の会」における勉強会の中でわかった事がありました。
「リーキガット症候群」と呼ばれる腸の炎症が流行っているそうです。
一部の食品や農薬が体内でどういう過程を経て、身体に悪影響を与えるのか、はこれが答えではないかと思います。
小麦粉の成分であるグルテンが身体に悪影響を与えるいう事は最近知られていますが、グルテンは腸内に残ると、へばりついて腸内に微細な穴を開けます。
その微かな穴から未消化の小麦粉の成分が腸の外に漏れ出す事で免疫機能が働き、体内の細胞が小麦を異物と認識し、攻撃するのが小麦アレルギーですが、一部の農薬や化学物質、油などでも同じく腸に穴を空けます。
消化器官以外の体内に異物が侵入する事でアレルギーだけでは無く、癌や糖尿病や精神の病い等、多くの疾患を引き起こすと言われてます。
私はどちらかというと科学信仰の人間なので「科学的根拠」はずっと心の片隅にひっかかる問題でした。が、これを知って胸のつかえが取れる想いです。
同時に、現代人の食生活が病を作ると言われるのも腑に落ちました。
正真正銘、無農薬野菜は無害だから健康に良いのです。
腸を守るには穴を空けない野菜を食べて腸内細菌を増やす事です。
「リーキガット症候群」が日本でも認知されてくれば、私達が行う農業にも、病に苦しむ多くの現代人にとっても、夜明けがやってくるのではないかと期待してます!
長野の冬は野菜の生長がストップしてしまいます。
野菜の育たない冬の間に”ボカシ”というものを作ります。
”ボカシ”は微生物の塊で、米ぬかと籾殻を混ぜた物に土着菌を培養させて作ります。
これを春、暖かくなった時に肥料や堆肥と同時に畑にまく事で更に畑中で菌を増やしていきます。
「畑全体を糠床にして、そこで野菜を育てている」様なイメージです。
だからそこで育った野菜は漬け物に近い半発酵食品ではないかと私は思っております。
農薬散布をしないという事は、食べる人の安全の為という側面もありますが、漬け物に農薬は普通掛けないし、畑に撒けば微生物が死ぬのでこの栽培法にとっては無意味な行為、という事になります。
土を育てる=畑を微生物で満たす事が健康な野菜を作ることに繋がり、また土壌の流出防止や生態系維持等の環境保全にも繋がると思います。