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2020-07-01 01:30:00
持続可能性は変質している

私の本質は社会的ではありません。

社会の為に行動に移すという事に腰の重い人間ですが、ゴミの問題は私と公の共通の課題であります。

 

マルチビニールは雑草・害虫の防止、保温・保湿の為に必要なものです。

しかし毎年大量にゴミが出る為、何とか減らしたいと思っています。

今年はリーフレタスなら何とかなるのでは?

と思い、半分マルチ無し栽培を試みました。

 

その結果、

定植した苗の数が6000株、

これは去年の倍で、マルチを張る作業が無くなった分、飛躍的に増えました。

しかし収穫はどうかというと、

3分の1近くをとう立ち(花を咲かせた)状態にしてしまい収穫不可、

マルチをした場所のレタスと比べて、

生長が遅いのにとう立ちは早く、

害虫の被害も多発し、

また発色が悪い為、商品としても避けられる、

6月の後半は草に覆われて収穫しにくい等、

実質は半分以上の損失でした。

 

環境の持続可能性を求めた結果、

野菜そのものの持続力が半減してしまった訳です。

 

当然といえば当然なんですが、 

 

ここで気にすべき事は

「やっぱりマルチを使うのが正解だ」

では無い事だと思います。

 

今の世の中が野菜や人間主体の持続性よりも

"自然環境の持続性の方を重視する方向へ認識のシフト"

が社会の側から起きつつある、という気がします。

 

具体的に言うと、野菜を買う時の価値基準が

「健康的で柔らかくて美味しそう」

という個・人の判断目線から、

「資材を使わない事で是々こういうリスクを持った野菜」

という社会的の認識目線に、

もしかしたら、

皆変わっているのではないですか?

 

"本質"が"変質"する程、未来も変わります。

 

 

 

 


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