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2020-12-24 01:04:00

あっという間に冬が来ました。

 

ここ二か月ばかり、野菜の出来が悪かったり、市場の野菜が安かったり、売れなくて大分不調でした。

 

私は殆ど携わっていませんが、コロナで有機野菜の宅配関連事業の需要が伸びているそうです。

 

一方、スーパーの直売は需要が伸び、活気が出てきましたが、秋冬は生産者の売り先がスーパーに集中したのか、地場では置場がないほど直売コーナーに安い野菜に溢れ、東京では一日で半額にされてしまう等、どうしようもなく苦しみました。

 

コロナは二極化を促進したのかもしれません。

 

 

「半端な価値の野菜は消費者に受け入れられないよ。」等とアドバイスされた事があります。

 

こだわった有機野菜を求める顧客に向けて売るか、大量生産で安く市場に流すか、そうしないと生き残れない、

そう言われてたのですが、ここ数ヶ月はそれを強く感じました。

 

私は農薬は使ってませんが、心が狭間の生き物ですから、現在分断の最中にいます。

 

 

半端者は死ぬでしょうか?

 

自分はこうしたい、という意志があれば迷わずそう生きれるのですが、強い確信が湧いてこない。

日和見菌として時代の流れに身を委ねるのが本分という気も致します。

 多分真ん中がいい、と思ってます。

 

日本に上流と下流が生まれるか?

グローバルかローカルか?

世界の潮流から見れば分断するはずだし、遺伝と伝統から見れば分断されない…

ウイルスは克服するだろうけど、社会は変わるか…?

 

うーん…

くだらない!

おまえが考えることか!?って思いますよね。

ただ、今はそういう気分です。

 

 

野菜が売れなければ、自分のアイデンティティーは容易く揺らいでしまいます。

しかし、年が明けたら初心に戻ります。

ここから始まりだ、と

そうやってリセットできるのが農業の良いところです。

 

 

では良い年を。


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