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前回はポエてしまいすみません。
私はまだまだ修行が足りません。。
農業が絶滅する事はありません。
何故なら野菜をよく食べる人はお腹が善玉菌で出来ている。
からです!
私は一日一年一生、9割の時間は”一人”です。
もしかしたら自分が狂っているのかも…と思う事もしばしばあります。
引きこもりという経験によって、孤独には耐性ができてしまいましたが、未来に不安もあります。
現代は孤独な人が増えているといいます。
多くの人が抱えている社会の問題です。
この孤独の不安は野菜を食べる事で解決できるのではないか、
と半ば本気で信じています。(…正気ですか?)
孤独の人が陥りがちなのは、不節制な食事です。
ストレスが溜まると体に悪い物、例えばジャンクフードを食べたくなりますね?…わかります(-_-)
でも、
そこはグッと堪えて、野菜を食べて下さい!
欲望を刺激しているのは腸社会の下流にいる悪玉菌です。
彼らを喜ばせるとあまり良いことにはなりません。
身体にも良くないし、なにより心が否定的になります。
自己否定は人生のつまづきの第一歩です。
私はここから長い間抜けられませんでした。
野菜を食べるとはどういう事か?
野菜は活き活きして、ちょっと前まで大地に生えていたモノです。
”野菜の勝ち組、生きた証”それが「商品として存在する野菜達」です。
土社会の中で負けていく者は淘汰されていきますが、収穫まで辿り着いた野菜は自身を否定しません。
私達は野菜を食べる事によって「肯定」を食べているのです!
自他肯定感は生きていくのにとても重要です。
私の無能は変わりませんが、そんな自分を受け入れる=肯定する事は、ようやく最近できてきた様に思います。
人付き合いも苦では無くなりました。
善玉菌は「自他肯定、共生の菌」
悪玉菌は「自他否定、寄生の菌」
多分、悪玉=否定が必要な時代もある。
でも現代は肯定の時代。
孤独も、心の病も、エゴも、発達障害も、コンプレックスも、貧困も、自律神経失調も、生活習慣病も、癌も、DVも、薬物依存も、アレルギーも、高齢化社会も、全ては
”野菜と肯定”で乗り切れる!
と信じています(無農薬無化学肥料ならなおよし!)。
以前、こうじ菌が微生物の社会を善玉の土壌へと導く、といった内容を書きましたが、詳細は少し異なる様です。
こうじ菌は物量作戦と速戦速攻によって、土壌を瞬く間に布いていくのが得意な軍事的な菌です。
ですが、
こうじ菌は大柄で、場の制圧は速くてもその下の秩序を維持するのは不得意である様で、同属の悪玉カビ等を絶やす事は出来ない様です。
裏切られたのかどうかはわかりませんが、表舞台からは撤退します。
変わって台頭するのは「放線菌」という菌です。
この菌はカビと細菌の真ん中くらいの存在の菌で、カビの分解した有機物やカビそのものを食べて勢力を拡大します。
放線菌は土壌を取り締まり、秩序を守る警察的な菌です。
本来、林の中の枯葉の下などに生息する菌で、放線菌のいる土はよくの肥えた土だと言われます。
またいくつかある属の中には抗生物質を作り、医薬や農薬の開発に使われたり、逆に病原になる属もいる様ですが、土壌の発酵過程で病原菌となる悪玉のカビを退治するのは主にこの菌の働きによる様です。
畑の中でも害虫の卵を食べる等、その役割は大きいです。
生きたこうじ菌を食べるのかどうかは不明ですが、少なくともその死骸を餌に放線菌は増殖するのだと思われます。
米糠ボカシの「こうじ菌」と「放線菌」の連携によって微生物社会の統制は益々有機的に促進されるのでした。
さて、
「こうじ」がつき、「放線」がこねた天下餅。
最後に座りしまま食うは…?
次週お楽しみに!
、かどうかは未定です。
新しく借りた畑にはスギナという地底植物が繁殖する事が多いです。
大抵は地主さんが雑草の種をこぼさないくらいにマメに除草して管理している場合が多く、土が固まり“火星”になりやすいし、種を播いてもスギナの方が勝ってしまいます。
除草剤が撒かれてる空き地などと同じ感じです。
なんとなく無機的というか微生物生態系が無い、という感じがします。
微生物多様性の重要さは畑を腸の延長と考えるとイメージとして観えてきます。
畑は人間共有の“クラウド”腸袋です。
自然の一部を開墾して、人間専用に整えているのが畑です。
人間(という入れ物に生息する群体)を生態系ピラミッドの頂点に、我々に取り込まれる色んな微生物が下層の畑にいる。
人間群体を維持する為、その下に膨大な量と種類の微生物を従えつつ支えられているーー
もしある種の微生物が絶滅したら、、
大抵は他の種から栄養を代替する事が可能だと思うけれど、中には代替の利かない物もいるかもしれないーー
絶滅した微生物の下層の微生物は食物連鎖の輪から外れ、人間が吸収できなくなるーー
生態系バランスが崩れた時に、脅威になる様なウイルス等が出てくるかもしれないーー
農薬が身体に直接ダメージがある、という事を一般には心配しているけれど、畑の生態系を削り取る仕業なので、多用すれば微生物の量が大量に減っていくし、化学肥料を多用すれば、ある種の微生物が畑の中から存在意義を無くし消えていくーー
畑の微生物生態系を大きく損うから、人間の身体にも変調が起きるのでは?ーー
と考えると、
生物多様性が我が身の事と繋がってくるのでは無いかと思いますがどうでしょう?
農薬使用量首位の日本と韓国は出生率最下位ですが、もしかしてそれは生態系ピラミッドの底辺が減り、人間の中の微生物の質量も減ってるからでは…?
もし研究できる方がいるなら、調べてみてほしいです。
前回、まるで自分に中身があるかの様に書いてしまい、申し訳ありません。汗
私はまだまだ無能の農家である事に変わりありません。
初春、信州は積雪地帯なので、雪が融けて乾くまで耕運を待たなければなりません。
そのタイミングを見極めるのが、農家にとってはとても重要です。
生乾き状態で耕すと土は肌荒れを起こしてしまい、その後、次の春が来るまで治りません。
毎年その見極めを誤り、畑の状態をゴツゴツの肌荒れ状態にしてしまいます。
(この肌荒れ状態の畑を“火星”と呼んでいます)
“火星”には微生物も住みにくいし、植物も根を張れません。
しかし、そんな星にも生きる事ができる雑草はいるし、野菜もいる。
その一つがリーフレタスです。
リーフレタスは生命力が強く、ゴツゴツの土の隙間に根を張り、団粒構造を作り、畑の生態系を自ら組織化していきます。
この組織化の事を“オーガナイズ”と呼ぶそうです。
リーフレタスのおかげで微生物は生息できるし、私も生計が成り経ちます。
そしてわかりました。
「ムノウの野菜」とは、この“オーガナイズ”させる力が特別に強い野菜なのだと!
これはその気候と土地に合った野菜全てにその力があり、地域によっても違うと思います。
我が農園においてはそれがレタスであり、ズッキーニであり、野沢菜であり。
育てやすい風土の野菜はより土の生態系を育む力があり、より野菜本来の生命力を引き出せる。という事なのです。
だから例え無能でも、迷わず作れば良い!
(そして生態系を豊かにする為には無農薬・無化学肥料である事が益々有効である!)
という事になります。