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2019-05-05 20:06:00
前回、まるで自分に中身があるかの様に書いてしまい、申し訳ありません。汗
私はまだまだ無能の農家である事に変わりありません。
初春、信州は積雪地帯なので、雪が融けて乾くまで耕運を待たなければなりません。
そのタイミングを見極めるのが、農家にとってはとても重要です。
生乾き状態で耕すと土は肌荒れを起こしてしまい、その後、次の春が来るまで治りません。
毎年その見極めを誤り、畑の状態をゴツゴツの肌荒れ状態にしてしまいます。
(この肌荒れ状態の畑を“火星”と呼んでいます)
“火星”には微生物も住みにくいし、植物も根を張れません。
しかし、そんな星にも生きる事ができる雑草はいるし、野菜もいる。
その一つがリーフレタスです。
リーフレタスは生命力が強く、ゴツゴツの土の隙間に根を張り、団粒構造を作り、畑の生態系を自ら組織化していきます。
この組織化の事を“オーガナイズ”と呼ぶそうです。
リーフレタスのおかげで微生物は生息できるし、私も生計が成り経ちます。
そしてわかりました。
「ムノウの野菜」とは、この“オーガナイズ”させる力が特別に強い野菜なのだと!
これはその気候と土地に合った野菜全てにその力があり、地域によっても違うと思います。
我が農園においてはそれがレタスであり、ズッキーニであり、野沢菜であり。
育てやすい風土の野菜はより土の生態系を育む力があり、より野菜本来の生命力を引き出せる。という事なのです。
だから例え無能でも、迷わず作れば良い!
(そして生態系を豊かにする為には無農薬・無化学肥料である事が益々有効である!)
という事になります。