料理の仕込みやオーダーなら組み立てはお手の物ですが、いざデザート作りになるともっと上手いやり方があるような気がしてなりません。3種類のデザートもやっている事は卵黄と砂糖、卵白と砂糖を泡立ててみたいな事ばかりですが、分量が違うので混ぜて作って取り分ける訳にもいきません。どのみち2台同時に作ったとしても、オーブンにはマンケ型が1台しか入らないので真面目に1つずつ作るのがうちでは最善のようです。しかしデザート作りは本当に疲れます(笑)。

コロナも何故か収まりつつあり、うちの店でも待ってましたとばかりに予約の電話が鳴ります。１人営業で疲れはしますが、他の店のように人集めに苦労はしなくてすみます。急に忙しくなりバイトを募集しても面接すらブッチされるそうですが、都合良く人材整理しておいたバチが当たったと言うか自業自得です。そんな業界に優秀な人間が集まる訳もなく、コロナを期に飲食業界から足を洗った人も多いと思います。人を大事にしない業界に未来は無く、近い将来お掃除ロボットや接客ロボとやっているかも知れません。しかし八百屋ならアキダイ、居酒屋なら根室食堂と、いつも取材される店が決まっているのは何故なのかと不思議に思います。どちらも全国ネットで良い宣伝になっているハズですが、何か見えない力でも働いているのかと穿った目をしています(笑)。

満席と言ってもコロナがあるのでスカスカですが、何組問い合わせがあってもお断りするしかありません。コロナ前みたいにツメツメで席を配置出来ないので、第6波のある無しで春まではこのままのスタイルで行く予定です。写真は勝山で採れた柿のコンポートです。冷めてから国産のレモンとコアントローで香り付けします。

昨日は定休日で授業参観に行ってきましたが、コロナもあり廊下からの見学で地区ごとの交代制で密を回避です。40年以上前の自分の授業参観に親が来てくれたのは覚えていますが、果たしてうちの息子はどうなるものか…。息子の学校も築50年と言うことで、昔の小学校そのままで懐かしく感じました。子供がいなければ入る事もないでしょうし、貴重な経験をさせてもらいました。しかし他に来ているパパママが若いので、子供はイヤだったかも知れません。俺にも30代があった事を説明はしていますが、調理師は稼げるまでに下積み期間が長く晩婚になりがちです。早くして結婚するしたとしてもお金で揉めたり、仕事終わりでバイトに行ったりで生活に余裕が生まれません。お金が全てではありませんが、殺伐とした気持ちになりがちなのもお金さえあればみたいな感じが事実あります。後どれくらいお金が必要か考えた時に、30代とは違いゴールが見える年齢になったのはあながち悪いことばかりではありません。

早いものでもう11月ですが、コロナも収まりつつあり少しずつ日常が戻ってきたようです。相変わらずマスクは手放せませんが、それは大人も子供も変わりません。毎朝子供を集団登校の集合場所まで付き添いますが、同学年の女の子はすでに1人で来ています。段々親といる事が恥ずかしくなるのか、うちの子も途中までで良いと言うようになってきました。それでも変な輩がいた場合逃げる時間を稼ぐのは大人の役目なので、大人が1人もいない時は遠くから見守るようにはしています。自転車の乗り方から漢字、英語、音楽、足し算まで全部付き合っていますが、どうやら天才肌では無さそうなので上手く誉めて持ち上げて成功体験を重ねるようにしています。お前はどんくさいとか不器用だとかマイナス言葉は言わないようにして、良いところを伸ばせてやればとも思っています。親の顔がみたいとは良く言ったもので、親がお喋り好きなら子供も自然とお喋り好きになるものです。たまにうるさいと思うこともありますが、自分で鏡を見ていると思えば腹も立ちません。今年も控えめのハロウィンだったようですが、やはり子供のためのモノで大人のコスプレはどうも痛々しいです。英語教室での子供たちのコスプレの可愛さに、綺麗な花や景色をを見た時のような気持ちになりました。大人が一緒にやるようなイベントではなく、子供を温かく見守ってやるイベントだと思っています。