健康診断を終わらせてから、以前にチェック済みの営業許可書を貰いに駅前です。今でも受け取りに印鑑が必要なのはどうかと思いましたが、無事5年分の許可が出て胸を撫で下ろしました。また5年後に一万円も取られたと書いているかも知れませんが(笑)、それはそれで店をやっていると言う事なので悦ばしい事かも知れません。

セイコガニをばらすのも手慣れたもので、以前は包丁でカットしていましたが今は麺棒で絞り出しています。これが驚くほど綺麗に身が取れ、ロスもストレスも無く料理に集中出来ます。

調理師には何の関係も無い祭日ですが、ガソリンも高いので大人しく仕事に励みたいと思います。福井のような車社会では節約にも限界があり、まだうちはオール電化で灯油を使わないだけマシかも知れません。色んな業界から原油高で悲鳴のような声が聞こえてきますが、原油のせいで商売をやめるなんて個人の努力でどうにかなる話では無いような気がします。それこそ政治の交渉力でどうにかしてくれないと、力が無いなら例えば時限的にガソリン税を取らないとか何かあるだろうと。魚を捕りに行く燃料が上がり、それを運ぶ車代が上がり、結果老舗の練り物屋が辞めるなんておかしな話です。ハウス栽培の温度管理に灯油が使われ、結果イチゴの値段が上がるなど単にお出かけを控えれば良いレベルではありません。10万円をあげると言っているのにやれ不公平だとかバラマキとか言われるくらいなら、ガソリン価格を下げるような補助をしてくれた方がよほど国民から感謝される気がしますが・・。170円を超えたら5円補助してくれるそうですが、その5円は大元に入るのでスタンド価格にそのまま反映されるか怪しいものです。それにしても5円って・・。何年かに一度乗るか乗らないかの北陸新幹線より、毎日の足になる車社会のガソリン代の事にお金を回して欲しいものです。県民には念願の新幹線かも知れませんが、都会だけでは無く自分達の地元にも権利があると主張する辺り、脱炭素でインドが言っている事と何も変わらない気がします。50年前の生まれた時から新幹線があるのが当たり前でしたが、人が持っていたりやっていたりすると欲しがったり羨ましがったりするのは世界共通かも知れません。

定休日ですが朝から店の設備投資に8万円払い、その後は野暮用で走り回っていました。働いては金が飛んで行きの繰り返しで、いつになったら車が買えることやら…。この前も車屋さんにチェックしに行きましたが、半導体不足で新車も不足していて中古車市場も上がっているようでした。世界でコロナが落着き工場が安定して稼働するまでは、まだ買い控えした方が良いのかも知れません。しかし車は良いとしてあらゆる電化製品に半導体が使われているので、店の冷蔵庫やオーブンレンジなどぶっ壊れないことを祈っています。

フルコースの準備に追われています。夜の営業中に盗み聞きするわけではありませんが、厨房で洗いものをしていると客席の会話が自然に聞こえてきます。仕事仲間で職場の話に花が咲いているようでしたが、以前は当たり前のように聞こえていた会話が、コロナ社会ではいかに職場の集まりが無かったかが分かります。こんな当たり前の感覚を忘れる位、この2年間は異常だったと思います。世界中を見渡してもまだまだ油断は出来ませんが、ワクチンや飲み薬で共存していくしか無さそうです。下手に怖がりすぎても意味がないので、やれることをやっていくだけです。