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2018-10-02 00:08:00

9名様の貸し切りになります。最近BSなどの旅行番組を見ていますが、2度目のパリ旅行みたいな企画でバス旅行を勧めていました。シャルルドゴール空港から出ているみたいで、メトロしか頭に無かった自分には意外でバスもアリかなと思いました。バスの車窓から眺めるパリの風景が良いのは分かりますが、これも季節を考えて行かないとまるで違った印象になります。日本に来る外国人も同じでしょうが、8月の灼熱の時期に来るのとたかだが1ヶ月違いの今に来るのとでは印象が全然違うと思います。もちろんベストシーズンは値段も跳ね上がりますが、2月中旬と6月下旬に行ったパリは全く違う観光地の顔でした。テレビで見るようなカフェのテラス席も真冬にある訳も無いですし、何より日照時間が違うので遊べる時間が変わって来ます。20時になっても明るい6月と違い、2月の空はまるで日本海のどんより雲と同じです。行くなら無理をしてでもベストシーズンの方が観光地の魅力が一番分かると思いますが、若手の俳優の卵か何か知りませんがレポーターの男がボンジュールしか言わないのはどうかとも思います。テレビカメラがあって通訳がいてのあの状況なので、普通の観光客があんな感じでチーズの試食なんて行ったら相手にもしてもらえません。特にアジアの男性には平等に差別してくれるので(笑)、ある程度コミニケーション能力と根性は必要になって来ます。流れでスペインのバスク地方にあるレストランのアスルメンディーも見ていましたが、日本食をリスペクトしているとは言え流石に麺つゆで野菜を煮るのはやり過ぎだろうと(笑)。茶そばを魚料理に添えたり、日本製のオブラートにオマールで取ったソースをナッペして油で2秒揚げて巻いてフィンガーのようにしたりと独創性は認めますが・・。一時期日本でも麺つゆを使った簡単料理で肉じゃがや炊き込みご飯などいくつもレシピが出ましたが、結局何を作っても麺つゆの味しかしないので昔ながらのだしを取って酒醤油みりんに戻りました。日本人からすると世界最高のレストランで麺つゆと驚きますが、世界中の食通が集まるなら逆に新鮮な味覚なのかもしれません。うちの店で麺つゆを使ったらふざけているのかと怒られそうですが(笑)、味噌フレンチも日本では邪道と呼ばれても外国で認められれば逆輸入みたいな形で再認識されるかも知れません。


2018-10-01 00:09:00
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昨日は運動会が中止になって子供も退屈そうだったので、一緒に嫁の誕生日ケーキを作っていました。パンケーキを焼いて生クリームをたてて、何をサンドしたいか聞くと決めうちでシャインマスカット(笑)。一気に原価がハネ上がりましたが、売り物では無いので好きに出来るのはある意味羨ましい部分もあります。原価ばかり考えて天井を決めて調理している自分が少し情けなくなりますが、純粋に美味しいものを作って食べる人に喜んでもらいたいのが調理師の原点だと再認識させられました。その一方でボランティアや趣味で店をやっているのでは無いと言うプロ意識もあります。惜しげもなくシャインマスカットを挟む子供を見ていて、自分は何のために調理師になったのかと少し考えさせられる休日でした。


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