ばっちり高さが出て上手く焼き上がりました。高さ4.5㎝のマンケ型からはみ出すほどです。

ついこの前笑ってはいけないを見ていたような気がしますが、あっと言う間に残り後1ヶ月となりました。昨日は幼稚園で仲良くさせてもらっている子とお母さんが来てくれて、うちの子供も喜んでお喋りしていました。調度予約のお客様と時間が被らず、段取り良くデザートまで出せました。仕事で幼稚園のマダムを取り込むのを良しとしていませんでしたが、自分に縛りをキツくしなくても良いかと少し緩めでやっています。オープン当時にもし子供がいたなら、店に出るなとかお客様と喋るなとか言っていたと思います。9年やっていると色々見えて来て、料理以外ではそこまでガチガチに縛られなくても良いように思えて来ます。店側としては何十年修行して万感の思いで一国一城の主になんて感じですが、お客側からしたらそんな思いはどうでも良いし美味しい料理が食べられればと思うのは自分も同じです。そこはお金を払う側と頂く側の違いで、予約の時間に段取りしていないなんて店側はありえません。客側からすると別に就職の面接じゃあるまいし、5分や10分遅れたところでなんやねんと思うでしょう。たかがそれだけの関係に一喜一憂するのもおかしな話ですし、ドタキャンじゃ無ければ30分だろうが1時間遅れようが別に何とも思わなくなりました。自分の価値観や常識を人に押し付けるのはダメで、色んな人間がいる事を理解しないといけないと嫁に教えてもらいました。いちいちブチ切れるのでは無く、それぞれの価値観を認める事が出来るようになったのも嫁のおかげです。料理に関しては毎日何か吸収したいとストイックに思っていますが、店を継続していく力とはまた違った考え方が必要な気がします。昨日はガロンヌ川の右岸と左岸の違いをテレビでやっていましたが、ソムリエ教本を見るより映像で見た方が全然理解度が違います。教本を眺めるだけが勉強では無く、テレビを見る事も決して無駄ではありません。テレビばかり見ていたらアホになると言っていた親がいましたが、自分は机に向かうだけが勉強では無いと思い今日もイデオンを見ています(笑)。