以前ほぼ毎月来ていただいていた方から3年ぶりの予約ですが、すっかり好みを忘れている情けない自分(笑)。あれだけ毎月スパークリングワインを飲んでもらったのに…自分で自分に呆れています。かたや嫁はすぐに二人の子供の名前まで出てくるし、聞けば映像で覚えているから忘れようがないと。昔見た映画やテレビを覚えているだろうと言われても、全て覚えているわけもなく、今日も仕事が終わったらイデオンとエルガイムを見て昔の記憶を思い出してみます(笑)。朝からキッシュを1台焼きました。

久しぶりにミートソースを作りました。

福井に来てもう14年になりますが居心地が良すぎて、良く言われる幸福度1位と言うのも納得しています。ただ女性からするとそうでも無いとの意見もあり、義父や旦那の融通の利かなさや田舎に行くほど近所の目がうるさいなどストレスもあるようです。二十歳の女性の意見で私の20年は死んでいたのと同じで、1年働いてお金を貯めて東京に出たとありました。自分が思うのは多分そういう考えをする人って、どこに行っても同じように考える気がします。東京に行ったら行ったで人好きあいもあるし、何もそこまで生まれた場所を貶さなくてもと思います。自分は京都を離れて見て初めて京都の良さも分かりましたし、紅葉や桜ぐらいどの県にもあるのになぜ京都に来るのかも住んでいると分かりませんでした。金閣寺や二条城や清水寺なんて普段の生活では頭の片隅にも無いので、実際京都に37年住んでいても1～２度行ったか行かないくらいです。離れて見て初めてあそこは行っておいて良かったとか、逆にすぐ近くなのに行けば良かったと思う事もあります。自分が生まれた場所や住んでいた場所を貶すのでは無く良い所を見つけるようにするか、そんなにイヤなら若い世代がどんどん変えて住みよくすれば良いと思いますが。現状がイヤで逃げるように出て行っても、結局また東京のイヤな部分が目に付くだけだと思います。

一日の睡眠時間が4～5時間程度で済む人なら夜遅くまで仕事して、朝から子供と一緒にご飯を食べたり送り出したり出来ると思います。自分はそこまで体力が無いので寝ないと体がすぐに悲鳴を上げますが、店を続けていく意味でも体調管理には気を付けています。もちろん家族の健康も同じで、何かトラブルがあれば店を継続して行く事も困難になります。結局この歳になると願い事はみんなの健康だけですが、自分の家族だけが健康で他はどうでも良いと言う訳ではありません。可哀想、心配、大丈夫かと思うのは簡単ですが、じゃあ自分がその立場に代わってやれるかと言えば難しいと思います。元気があれば何でも出来ると言う言葉には、健康で無ければやりたい事もやれないもどかしさも表していると思います。

ここ最近暖かかったせいもあり寒さが見に染みますが、もう12月なので当たり前の寒さになっただけかも知れません。寒暖差でおでんが売れるように、店でもシーフードグラタンばかり売れます。少し飽きてきたので(笑)、何か違うメニューを考えようと思います。