タイムを効かせてマリネしています。前菜盛り合わせに1人2かん付けで、週末分だけで終わりです。

世界一のレストランもとうとう閉店になり、デンマークでも働き方改革の波にさらされているようです。飲食業界の悪い所で、若い従業員を修行と言う名を理由に無給で働かせないと採算が合わないような勤務実態です。自分も16時間労働とか当たり前にやっていましたが、有名店で働いていた経歴がその後の仕事に影響してきます。良いように捉えれば自分への自信になり、勉強させてもらえると思えば無給も分からなくは無いです。ただ時代が違うと言うか、黙々とサラダをちぎるような単純作業ばかり押し付けられても、自分の腕を上げることには繋がりません。どんな仕事でもさせてもらえるような、小回りがきくくらいのレストランで修行した方が結局は強いような気がします。ノーマも京都で期間限定の出張レストランをやるそうですが、もちろん予約開始して即完売で、多分テレビで取材されるのを見るくらいで終わりそうです。

最近また怪しげな電話が多く、固定電話を辞めたくなるような状況です。携帯のみにしてもホームページに載せれば、それはそれでセールスの電話等ありそうでイヤですが。20年前に買われた羽毛布団の調査とか、お墓の管理がどうとか、訳の分からない探りのような電話が毎日のようにかかって面倒で仕方ありません。大体この固定電話の番号は20年前に使っていなかったし、そもそもうちに墓なんて無いのに探りを入れているのか何なのか。1番怖かったのが運送屋を語った輩が、荷物があるのですぐ近くにいるので今から行って良いですかと携帯番号で掛けてきました。丁度予約のお客様と被りそうだったので早く来てくれと言うと、そのまま音沙汰無しで一体何だったのかと怖くなります。家に居ないと言えば泥棒の可能性もあるし、来いと言って強盗の可能性もあるかもと思うとゾッとします。まだ自分がオッサンの声だったので良かったのか、これからはボイスチェンジャー等も考えないと怖いなと思いました。明らかに怪しい番号はブロックしますが、普通の携帯番号で掛かってきたので出るしかありません。これも格差か貧困か知りませんが、フィリピンの事を笑えない国に日本もなったのか、人生1回やのに真面目に働けよと半ば呆れています 。

何もかもが1.3倍から1.7倍の値上げが当たり前になっていますが、飲食店の場合ものによって上げたり据え置いたり様々になります。値上げはランチとディナーと取り分けプランにして、アラカルトやドリンクはそのまま据え置いています。アラカルトに関しては値段が全く合わないものも出てきたので、国産のものからNZ産や豪州産に変えたり、ノンアルコールワインを増やしたり少し変えてみました。仕入れの値上げ分をそのままメニューにスライドするととんでもない値段になるので、色々組み合わせてトータルで合えばメニューに関してはどうにかなりそうです。それより北陸電力が4月から40%以上値上げするとあり、そちらの影響の方が恐ろしいです。原発銀座と呼ばれる福井県の電力はどこに行ったのかと思えば、嶺南の方は関西電力になるので、同じ県とは言えあちらは関西との繋がりの方が強いようです。関西電力に乗り換えた所で原発のウランも輸入しているならどの道値上げになるでしょうし、どうにか北陸電力で凌いで行くしかなさそうです。

あわらに日帰り温泉に行ってから、久しぶりに水餃子の美味しい店です。コロナ前に戻ったような店の雰囲気で、やはり飲食店にはお客さんの声が響いてナンボだと再確認しました。自分も以前なら横で大きな声のグループがいると嫌な気がしましたが、昨日はほぼ気にならなくなっていて、コロナもインフルと同じで共存が当たり前になってきたようです。ここは水餃子だけでなく、麻婆豆腐も炒飯も何を食べても美味しいので、毎回何を食べるか迷ってしまいます。