店の玄関にも店内にもマスク会食のポップや案内を貼りまくり、インフォメーションはほぼ完璧にしてあります。それでも正直なかなか浸透しませんし、家族や同じ職場の人間にそこまで強制出来るのかとも思います。出来るだけ予約が重ならないように90分は開けていますが、うちみたいなスタイルはお喋りメインなのでデザートまでいけば余裕で3時間ほどの滞在時間になります。食事が終わって後はお会計だけのお客様がお喋りを楽しんでいるのは良いのですが、後からマスクをしてご来店したお客様の立場になればマスクもせずにペラペラ喋ってるやんと思うのは当然だと思います。すぐに客席まで行き食事の終わったお客様にマスクをして貰うようお願いに上がりますが、マスクはしてくれても水を差されたというかあやが付いたと言うか興ざめして、5分も経たないうちにお会計と相成ります。なんかせっかくの時間に注意するような事を言って悪かったなと思う反面、後から来た人と言い合いになったりするのはオーナーとして失格だとも思います。本来なら自分が注意しなくてもマスク会食をしてくれれば楽なのですが・・。自分は食べ歩きが趣味みたいなものでそれだけが楽しみで生きているような人間ですが、コロナが始まってからはほとんどラーメン屋にしか行っていません。一人で行くので誰とも喋りませんし、滞在時間は20分も無いと思います。そこでもマスク会食しているグループは見たことが無いですし、テイクアウトを取りに行く中華屋でも誰一人している様子はありません。真面目にやっている方がバカなのかも知れませんが、ワクチンが行き届いてコロナが収束するまでは口うるさくお願いしようと思います。

2年前に漬けた梅干しのストックが無くなったので、今年は2キロほど仕込もうと梅を仕入れてきました。水に半日漬けてあくを抜き、水分を拭き取ってからへそのごまみたいな汚れを取り除きます。アルコール消毒した壺に重量の15％の粗塩を交互に入れ、10日間寝かせて水分が出てくるのを待ちます。少し傷んだようなダメージ梅は氷砂糖と一緒に別の瓶に入れ、炭酸と割って飲むように分けておきます。今年は仕込みを子供も一緒に手伝ってくれて、成長を感じることが出来ました。

飲食店14店舗が絡むクラスターが発生したそうで、バイトテロしかり飲食店の従業員のレベルの低さが露呈されています。詳細は公表されていませんが、福井で飲み屋が集まる場所は1つしかありません。案の定知事に重点対策地域に指定され、はからずもやはりあの辺かと言う印象です。水商売もラーメン屋もフレンチも同じ飲食店のくくりですが、同じ業界と見られるのも何だかなと言うのが正直な気持ちです。もちろん水商売の中にもソムリエやバーテンダーもいますし、場末のスナックやキャバクラみたいなモノともまた別なのでその辺りもややこしいです。14店舗が絡むとなると飲み屋街でお互い行き来して売り上げを回しあい、ついでにコロナも感染させあった同じ穴のムジナです。知事がうるさいくらいマスク会食を推奨している中で、飲食店の従業員側がやってないんだと顔を潰された形です。よく嫁と話していますが、もしあの知事が自分の上司だったら足が震えるなと。頭が切れるのに淡々と理路整然に詰められそうで、飲み屋街の人間もお仕置きされる覚悟をしておいた方が良さそうです。飲食業界に勤めているから言いますが、本当にアホばっかりやとニュースを見ながら思いますが、他の業界の人間から貶されればそんなアホでも全力で弁護側に回ります。写真はこの前行った白山のブドウ畑です。

今日は仕入れた豚肉をお勧めしようと思います。写真は試食用にシンプルに塩こしょうのみで肩ロースをグリルしてみましたが、脂も甘く筋切りまで柔らかく包丁が入ったのには驚きました。今まで食べ歩いた豚肉の中でナンバーワンとまでは言いませんが、ランチで出せる値段との折り合いでは最高レベルだと思います。

昨日は久しぶりに白山ワイナリーまで足を伸ばし、ブドウ畑を見てオーナー婦人とお喋りを楽しみました。この時期は例年ならブルーベリー摘みが出来るはずですが、今年初めの大雪とコロナのダブルパンチで中止していると聞きました。今年は湿度も高く葡萄には中々厳しい年らしいですが、日本ワインブームで売れ行きもマズマズだそうです。