自営業にはお金を無利子で貸してくれる政策が大不評で、休業したフリーランスも1日4100円くれるようにそうです。俺の仕事は時給500円かと呆れを通り越して笑ってしまいますが、無尽蔵にお金がある訳でも無いのでここはみんなが少しずつ我慢して生き残る事が先決です。資金繰りに困ると国や県の良いオジサンがどうぞどうぞと貸してくれますが、当たり前ですが借りたら返さないと良いオジサンが豹変します(笑)。あのオジサン良い人だからいくらでも貸してくれはるわとポンポン言われたままに借りていたらドえらい目に合いますが、自営業自体も高齢化社会なのは確定申告で税務署に行けば火を見るより明らかです。70代、80代の夫婦がやっている個人商店みたいな所が今更再投資してテコ入れなんて考えにくく、自分ならオリンピックまで頑張ろうと思っていても良い機会だからと店をたたむと思います。実際去年の消費税アップの時にカード決済や対応レジなどの資金繰りをするくらいならと、自主的に辞めてしまった店も多くこれは倒産件数にカウントされません。あくまで自主的に辞めただけですが、人間心が折れるキッカケがあれば決断は早い方が借金も膨らまなくてすみます。この自粛要請とムードがどこまで続くのか誰にも分からず、先が見えないゴールも決まっていないマラソンと同じでマインドや体力が疲弊して行く事が心配です。写真はオーニングのサンプル生地で色を決定して昨日発注しておきましたが、スペイン産なのでいつになるか分からないそうでここでもコロナの影響が出ています。

子供も長い時間じっとしていられるようになり、そろそろ映画館に行かせても良いかと考えていました。ドラえもんの新作映画をずっと楽しみに待っていましたが、まさかこんな事で映画が延期になるとは夢にも思いませんでした。小さい頃から映画館に囲まれていた自分の環境と違い、福井では親が連れて行ってやらないと映画館にはたどり着けません。もう45年前になりますがその頃はまだ緩い感じで、裏口から勝手に入ったりタダ券を貰えたりでかなり映画を見た記憶があります。東映マンガ祭りのマジンガーZ対デビルマンやジョーズやタワーリングインフェルノや燃えよドラゴンやオーメンも1人で見に行きましたし、子供の時から大人みたいな自分は子供子供の息子に過保護になり過ぎているのかも知れません。特にオーメンなんて滅茶苦茶怖くて今でもトラウマですが、R指定も無かった時代なので刺激は強かったのは良し悪しです。今はケーブルテレビやユーチューブやツタヤですぐに映画が見れますが、昔は映画館に行くしか無いのであらゆる手を使ったのを覚えています。時代も違うのであまり子供を1人にするのも怖いですが、最近は何でも1人でやりたがるので少し頼もしくなって来たと感じています。なんでドラえもんが見られないのとせがむ息子に、毎日お父さんがニュースで見ているコロナのせいだと説明してもまだ理解出来ないようです。映画館に行けばやっているよと言うので連れて行きましたが、映画館の入り口が元ゲームセンターで名前が偶然にも「コロナワールド」とあり渋々ですが納得したようです(笑)。

昨日は夕方から自転車屋に出かけ子供の自転車を買ってやりましたが、ヘルメットや保険込みで軽く3万オーバーで金欠状態が続いています。以前購入したキックスターターからチェーンとペダルを付けて使える自転車はありますが、どうも子供の性格に合っていなかったようで補助輪アリからの方が向いているようでした。嫁の性格に似たのか慎重派で成功体験を重ねて伸びるタイプなのか、足で蹴りながら猛ダッシュするタイプが合う自分とは真逆の性格のようです。図書館にある子育ての本を読みこんでいる自分ですが、やはり子供の性格に合った褒め方や怒り方も必要なようです。色々タイプを調べて見ると大人でも子供でもそれぞれ大人子供とか大人大人とかあり、逆に子供子供とか子供大人とかざっくり4種類に分けられるみたいな本に当たる事が出来ました。どうやら自分は子供の頃からずっと大人タイプで、うちの子供は子供タイプなのが分かり諭しながらやさしく指導しないといけないそうです。自分みたいに頭に血が上りやすい人間は子供でも大人びたタイプが合うらしく、そのあたりは嫁に任せて諭すように注意すれば子供子供タイプには納得されるとありました。自分の親に当てはめてみるとやはり両親とも大人子供タイプで兄弟二人が子供子供タイプで、自分だけが子供大人タイプだと分かり長年疑問に思っていた事が少し解消されたような気がしました。兄弟二人は何も思わないのに自分だけが何故親にイライラするのかや、タイプ的に親と相性が悪いのも持って生まれた気性の部分があるのも本との出会いで納得出来た部分です。親でも子育てに自信のある人間とそうで無い人間がいて、自分もどうやれば良いのかいつも自問自答しています。ただ自信の無い人でも自分のように本を読んだり知り合いに相談したりすれば良く、逆に自信のある人は我流に走りやすくどちらが優れているとは言えないともありました。親自体も毎日試行錯誤して悩みながら子育てしていますが、基本的な事はどんな本を見ても書いていることは同じです。子供の話は目を合わして聞いてやるとか本の読み聞かせは子供が求めて来なくなるまで答えてやるとか、食べる物が無くてひもじい思いをさせないとか当たり前のことを繰り返すだけです。特に寝る前の絵本の読み聞かせは親とのスキンシップとして大切な時間で、絵本や図書館の存在を小学生になってから知った自分には失ったものは大きかったと思います。子供と図書館で絵本を借りて読み聞かせていると親に言うと、そんな小さい頃から理解出来るのと言う始末(笑)。未だに0歳児、1歳児からでも絵本がある事も知らず、女は働かなくて良い価値観を持っている世代の親に嫌悪感しかありません。あの世代でも看護師や学校の先生で働いていた人も多く、自分の勉強不足を性別で言い訳するなよと未だ尊敬するに至っていません。自分が子供の頃から子供タイプなら親の言う事も素直に聞いたかも知れませんが、中二で見限ってしまった自分に取っては親の子供タイプは許しがたかったのかも知れません。一度親戚のおじさんに親にそんなことを言うものじゃ無いと説教されましたが、一緒に生活していないおじさんに何が分かるのか理路整然と説明すると納得してもらったのを覚えています。親だから偉いとか子供だから親に尊敬の念をなんて的外れで、それなら虐待やネグレストなどどう説明するのか聞いてみたいものです。子供はマリオの自転車にマリオのヘルメットでテンションが上がり自転車に興味津々ですが、それも親の持って行き方しだいでここまで自転車への興味が変わるかと思うと親の責任は重いなと思う今日この頃です。

コロナの影響で飲食店の売り上げが8割減とかテレビでやっていますが、確かにうちも例年に比べて暇になって来た気がします。学校が休みではマダムが集まるランチの数が減るのが当たり前で、夜のパーティーなどの集まりも辞めておこうと国が言っているのでどうしようもありません。うちの店の売り上げなどたかが知れていますが、嫁の仕事場でも定年で辞める医者のパーティーなど軒並み中止になり、会費2万×何百人の売り上げが無くなるホテル側は大変な損失だと思います。ホテルと取引している酒屋や花屋や、ネットで借りるはずだったパーティードレスもキャンセルしたと嫁も言っていたので、コロナで経済がガタガタになりそうで大丈夫かなと心配しています。しかし他の国の対応などニュースなどで知ると、日本ってこんなにいい加減な国だったっけと恥ずかしくなります。政治家が無能でお坊ちゃまと批判するのは簡単ですが、一応あんなのでも選挙で選ばれた国民の代表なので自分達にも責任はあります。色んなしがらみがあり入国拒否すれば経済がとか外交がとかあちらこちらから意見がでそうですが、それを政治判断するために政治家がいるのに後手後手があまりにも酷いです。まるで国盗りゲームのように日本列島がコロナ色に染まっていますが、一応まだ染まっていない福井が陸の孤島である事を再確認しています。北陸新幹線を後回しにされたのも今となってはですが、もうここまで来るとどこでもらってもおかしくないし風邪やインフルと同じように毎年付き合うしか無いのかも知れません。人同士が疑心暗鬼になって喧嘩したりイジメたり、買占めしたり逆に無知でバラまいたり、正しく怖がって正しく対処していくようにしないといけません。そのためには正しい情報が不可欠ですが、国民の代表がアレでは世も末で気が付けば世紀末まで後80年(笑)。昨日もホームセンターでバーナーやおしぼりなど購入して来ましたが、本当にトイレットペーパーまで無くなっていて驚きました。自分さえ良ければ良い人間ばかりかとガッカリしましたが、自分はマスクが売っていても今は買わない事にしています。嫁の職場でもいよいよマスクが無くなって来て医療崩壊になればどうなるか、介護施設や花粉症や喘息など持病を持っている本当に必要な人にいき渡るまで一般人は購入を控えなければいけないと思います。観光地での接客業や都会の満員電車での通勤が避けられない人はマスクしていないとダメですが、目の前のスーパーの客がマスクだらけなんて異常を通り越して滑稽に映ります。幸いな事に色んな人がマスクを譲ってくれると声をかけてくれますが、今の所コロナの症状も無いのであえて断り必要な所に回してもらえればと思います。人から良い風に思われたいとか良い恰好をしたいからでは無く、全部理解して人の気持ちも受け取ったうえで「だが断る」人間でいたいですし、子供にも買占めするような愚かな行為をする大人にはなるなとホームセンターで空の棚を見ながら説明しでおきました。もし症状が出た時には有難く頂戴しようと思いますが、その時は2週間店を閉めてじっとしていれば良いのでやはり自分にはマスクは必要無いのかも知れません。将来2020年を振り返った時に時代の象徴として必ずマスクだらけの通勤風景や、空になったトイレットペーパーの棚が写されると思いますが、同じ時代を生きている人間として恥ずかしくない行動を取りたいと思っています。来年の今ごろコロナや日本経済がどうなっているのか分かりませんが、大騒ぎした割には大した事が無かったなとなっていればと願っています。

今月の22日で10年目に入りますが、色々ガタが来だして随時入れ換え中です。カラメリゼ用のバーナーと、パンを中はふんわり外はカリッと焼けるセラミックを買ってきました。